【データに基づいての大宮のゲームレビュー】

2022 J2第16節 長崎 0-0 大宮


大宮の試合を観るようになって3試合目!

私が見始めてからまだ大宮は負けていないので、実は私は大宮の勝利の女神なのではないのかと密かに

思いかけましたが、鏡で自分の顔を見て、それはないなと現実に引き戻された寺田です。


読者には大宮に興味はあっても私に興味がある人間は恐らく一人もいないと思うので、無駄話はやめて本日も早速レビューにいきましょう!



【試合前プレビュー】


【前節(第15節)終了時点順位表】

画像


フットボール本部長に原さんが就任してから鬼の追い上げで見事J2降格圏内は脱出している大宮!

ただ、今節の結果次第では最下位転落の可能性もあるというまだまだ予断が許されない状況!


対する長崎は勝ち点20の13位!

ただ、13位といってもあなどることなかれ!

なんと4位までの勝ち点差はわずかに4!

4位から17位までがわずか勝ち点差5の中にひしめきあうという、J2は戦国時代真っ只中なのであります!


【直近5試合の成績】

前節までの対戦成績


大宮はここ5試合で3勝1分1敗と、優勝争いをしているチームのような成績!

調子は完全に上向き!


一方長崎は●〇●〇●と勝ちと負けが交互に来ているのでこの流れで行けば今節は勝利が予想される!?



【システム】

フォーメーション図

フォーメーション図


シンプルイズベストの3ラインの4-4-2のミラーゲーム!

大宮は前節から3人のスタメン変更!(田代⇒新里、三門⇒大橋、富山⇒河田)


一方の長崎は強力助っ人外国人のクリスティアーノとカイオセザールはベンチスタート!



【試合展開】

立ち上がり早々仕掛けたのはホームの長崎!

開始わずか15秒で大宮の左サイドのポケットを攻略!

その流れから波状攻撃を受けるが、大宮は何とか南のセーブで失点を防ぐ!


システム論不要論者がよだれを流して喜びそうなくらい、同じ4-4-2でも内容の違う両チーム!

基本的にバランスよく配置されたオーソドックスな4-4-2の形を攻守に渡って崩さない大宮に対して、

長崎は攻撃時に各選手が縦横無尽に走り回る!

そんな長崎に大宮の守備は苦戦し、試合は長崎のペースで進んでいく!


11分にジュニオ、29分に山崎がゴールを狙うがゴールは奪えない!

しかし、徐々に大宮の前線からのプレスがはまりはじめて、次第に流れは大宮へ。


31分に小島のクロス気味のシュートが右ポスト直撃!その流れから矢島がミドルシュートを打つがこちらも右ポスト直撃!


その後も35分、43分と大宮エースの河田がゴールを狙うが、いずれもDFとGKの堅守の前にゴールネットを揺らすことはできない!

30分から45分の大宮にとってのゴールデンタイムをものにすることはできずに、

一進一退のまま前半を終了し後半へ!


後半もお互いにシュートは放つがなかなか決定機は作れず!

そんななか先に長崎が動く!

クリスティアーノと植中を2枚同時投入!勝負に出る!


67分に大宮がこの日最後のチャンス!

素晴らしいポゼッションから最後は茂木がシュートを狙うがわずかにゴール右へ外れる!


その後はクリスティアーノ中心に長崎がペースを握る!

68分にクリスティアーノのカットインシュート、70分に村松クロスにカイオが合わせるが、今季初の無失点を目指す大宮が懸命の守備でゴールを守る!

最後まで長崎のペースが続いたが最後までゴールは奪えず!

0-0のスコアレスドローで試合は終了し、仲良く勝ち点1ずつを分け合う形となった!


【試合スタッツ】

基本スタッツ

↑支配率、パス成功数の数の割にはシュート数と枠内シュート数の差はあまりないことから、基本的には長崎がボールを握りゲームを支配しつつも大宮がカウンターで仕掛ける展開だったのが読み取れる



【大宮攻撃分析】


前節までゴール期待値はリーグワースト2位の大宮。ただ総得点は中位のことから、「決定力はあるがそもそもチャンスを多く作れていない」ということがデータから分かる。


この試合も決定的なチャンスは多くは作り出せず、ゴール期待値は1点を下回る0.83で終えてしまった。


【ゴール期待値】

ゴール期待値



ちなみに自陣ポゼッションからのチャンスはこんな感じ。


なんと、自陣ポゼッションからのゴールは今シーズン0😢



これは早急になんとかしなければ!!


とはいかないのが下位に低迷する今期の大宮。


二兎を追う者は一兎をも得ずということわざがあるように、今はポゼッションを犠牲にして、とにかく守備&カウンターを意識した戦い方をするしかないと霜田監督のインタビューを聞いても、戦いぶりをみても、そこはチーム全体として割り切っている様子。


パスソナー・パスネットワーク

パスソナー・パスネットワーク


両チームの平均パス距離を見ても明らかですね。

特にチームの舵砦であるボランチのパス距離の差が両チームの戦い方を如実に表しています。



【大宮守備分析】

今シーズン初のクリーンシートで終えることができた大宮。

ここ3試合で2失点と、やはり4‐4‐2の守備は安定感がありますね。


ここはデータではなく感覚値ですが、ゾーンを強く意識している中で、ライン間やゲートに入られた時に中を簡単に通されてしまうことで良い状態で持たれてピンチを招いたり、リズムを失うことがあるのでそこは次節に向けての改善ポイントですね。

基本外回しのポゼッションをされている際に大崩れするイメージはないので、そのあたりの連携が良くなればより守備は安定していくと思います!



【今後の展望】

ワクワクしたフットボールを望んでいる方には酷ですが、もうこの状況であれば潔く開き直ってこの4-4-2でしぶとく戦っていくしかないかと。

ただ守備の方は計算できるようになってきてこれから大崩れすることも少ないと思うので、

夏に個で剥がせる強力なアタッカーを獲得できれば一気に上昇気流にのると思います!


ここから劇的にサッカーの内容が変わることはないと思うので、このままズルズルいくか、劇的に勝ち点を伸ばしていくかは、夏の移籍次第、すなわち原フットボール本部長が大宮の命運を握っているといっても過言ではないかもしれません!