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【データに基づいての大宮のゲームレビュー】

2022 J2第20節 大宮 0-2 水戸


【試合前プレビュー】


相馬新監督就任後初戦の前節東京V戦で素晴らしい内容の試合を見せ、水曜日に行われた天皇杯の琉球戦では4-1の完勝を収めるなど、監督交代ブーストが見事にかかりつつある大宮。

サポーターの大きな期待を背負い、ホームに16位水戸を迎える。

果たしてこの勢いそのままに、今節も素晴らしい勝利を収めることができるのか。


【前節(第19節)終了時点順位表】

画像


【直近5試合成績】

前節までの対戦成績

↑水戸は直近2試合連敗中で勝ち点も4差の残留争いライバルなことから、なんとしても今節は勝利を掴み、一気に勝ち点差を縮めたい一戦。


【両チームスタメン】

フォーメーション図

フォーメーション図

4-4-2のミラーゲーム。

前節ヴェルディ戦からは、三門⇒大橋、武田⇒柴山の2選手を変えてきた。

特に天皇杯で2得点をあげた武田に期待がかかる。



【試合展開】

ここまでの勢いを継続したい大宮が立ち上がりから攻勢に出る。

開始早々1分にゴールキックから奥抜が抜け出して河田につなぎ、矢島が早速ファーストシュートを放つ。

5分には高い位置で武田が奪って、ショートカウンターから奥抜経由で最後は河田がシュートを放つもGK正面。

更には6分に、CKのこぼれ球を拾った小野が放ったカットインシュートがDFにあたってコースが変わり、誰もがゴールかと思ったが、水戸GKの山口がスーパーセーブ。

惜しくもゴールは奪えなかったが、立ち上がりから大宮が怒涛の攻撃を見せる。

しかし、徐々にペースは水戸へ。

前節のようには高い位置からのプレスがはまらず、ブロックを敷く時間が増える。

そんな中でも19分、26分と河田が空中戦で競り勝ち、そこかシュートへ繋げる。

流れが良くない中でも、河田の空中戦での個の優位性は大宮にとっての大きなアドバンテージとなる。

しかし、ペースを握る水戸が大宮ゴールへ近づいてくる。

33分に右サイドを崩されてからの森にシュートを決定的なシュートを放たれるがこれはポスト直撃。

安心したのも束の間、41分にクリアボールのこぼれ球を新里に拾われてそのままゴールを奪われる。

ペースを握られながらもしっかりと守れてはいた中で、痛恨の前半終了間際の失点となった。

前半を1点ビハインドで迎えた大宮は、後半開始から武田に変えて柴山を投入。

逆転目指して、意気込んで後半を迎えたが、逆に後半開始早々の47分にCKからのこぼれ球を楠本にボレーで決められ2失点目。

今の大宮の攻撃力からすると、絶対に避けなくてはならなかった2失点目を開始早々に奪われてしまう。

もう攻めるしかない大宮は、60分に河田に変えて菊池、大橋に変えて泉澤を投入し、攻勢を仕掛ける。

67分に柴山がカットインから強引に放ったシュートはゴール左へわずかに外れ、

69分には泉澤のカットインクロスのクリアのこぼれを矢島がダイレクトボレーを放つもGK山口がまたもや好セーブ。


この後も途中出場の泉澤を中心に畳みかける。

泉澤が相手を剥がして放ったシュートはわずかに外れ、泉澤の突破からのパスを菊池が合わせるがこれはポスト直撃と、決定的チャンスを作るも最後の最後のところでゴールを奪えない。

終了間際の89分にはCKのこぼれ球を小野がミドルシュートを放つもこれまたGK山口が好セーブ。


結局攻め込み続けながらも、最後の最後をこじ開けることができずに悔しい敗戦となった。


【試合スタッツ】

基本スタッツ

↑スタッツ上は全てで上回ったことから悔しい敗戦となった



【大宮攻撃分析】

残念ながら無得点に終わってしまったが、数多くの決定的チャンスを作れており、着実に良くはなってきている。


【ゴール期待値】

ゴール期待値

↑ゴール期待値も水戸を上回っており、数多くの決定的チャンスは作れていた



今までは、攻撃のクオリティが低く、カウンター以外でゴールを奪える気があまりしなかったが、

今節はリードをした相手が引いてきた中でも、しっかりとボールを保持しながら、意図ある攻撃ができていた。

特に、小島が縦横無尽に顔を出し、FWやサイドの選手を孤立させない距離感でうまくサポートをすることができていたのが大きい。


そんな小島に加えて、小野、泉澤の関わる左サイドの攻撃は相手にとって脅威になり続けており、左サイドの攻撃は今後も大宮のストロングポイントとなるだろう。


【パスネットワーク】

パスソナー・パスネットワーク

↑西村、小野、小島、矢島(60分で交代)のタッチ数が多く、左サイド中心の攻撃だったことが分かる


【エリア間パス図】

エリア間パス図

↑左サイドの高い地位で数多くボールを動かせている


【ペナルティエリア侵入図】

PA内への進入傾向

↑右サイドからはクロスが中心だが、左サイドはドリブルやパスでの侵入を数多くできている



ヒートマップ - 小島 幹敏

↑小島が縦横無尽に顔を出すことで、選手同士の適切な距離感を保ちボールが流動的に動くようになっている



【今後の展望】

今節は残念ながら負けてしまったが、相手GKのスーパーセーブが3本あったこともあり、内容は決して悲観するものではない。

逆に言えば、大宮の方も夏の移籍期間で、1試合で2点3点をスーパーセーブで防いでくれるようなGKの獲得は必須だろう。

これは志村選手が良い悪いという話ではなく、やはり残留争いをするうえで、手堅く勝ち点を積み重ねていくためには、GKとストライカーという、個の能力が得点に直結するポジションはお金をかけてでもリーグ屈指の選手を連れてくるのが定石であるからだ。

内容は確実に良くなってきており、またこのタイミングで相馬監督就任後初めて、次節まで1週間ゆっくりと準備できる期間が取れる為、次節の秋田戦はきっと内容結果共に良いものがつかめるだろう。