31節アウェイG大阪戦は0-0、2試合連続の引き分けとなった。

フォーメーション図基本スタッツ

前節の4バックから今節は5バックに戻しCBには高橋が復帰した。中盤はダブルボランチで構えワントップにドウグラスを置いた。攻撃時は3-4-2ー1、守備時は細谷が左サイドに降りて5-4-1のブロックを敷いた。宇佐美が復帰したG大阪がボール保持する時間が長くなるが中央をダブルボランチで締め、サイドは中盤サイドの選手とWBで見張ることで無失点に抑えることに成功した。

エリア間パス図パスソナー・パスネットワーク

柏の狙いはG大阪が中央に入れるボールやサイドに着けるボールをDF5枚、中盤4枚のブロックで奪いWBを使ってサイドから反撃した。エリア間パス図とパスネットワークからもCBとボランチを使い左右のWBへボールを運んでいることがわかる。G大阪の4バックと4枚の中盤に対し幅を取れる両WBの三丸と北爪を浮かせる位置に置き、アーリークロスから中央のドウグラスを狙った。11分には右サイドの深い位置からボランチを経由し左サイドの三丸までつなぎアーリークロスからドウグラスが強烈なヘディングシュートの場面をつくるも東口の好セーブに阻まれる。21分には上島のロングフィードを受けた北爪が早いタイミングでクロスを送る。中央のドウグラスが競ったこぼれ球をマテウスサヴィオがミドルシュート、東口が弾いたボールを細谷がシュートするも再び東口のセーブされた。

攻撃スタッツ - 三丸 拡攻撃スタッツ - 北爪 健吾

三丸、北爪はサイドからのアーリークロスや深い位置までの侵入を試みチャンスをつくった。

後半もサイドからのボールでゴールを狙い、後半66分にマテウスサヴィオから椎橋とつなぎ三丸のクロスをドウグラスが打点の高いヘッドで叩くも東口に阻まれた。73分にドウグラスは武藤と交代、武藤は絶妙なポジショニングと動き出しからチャンスをつくる。90分に小屋松のクロスからクリアされたボールを後ろ向きでトラップした武藤が反転しシュート。91分にはカウンターからエリア内でボールを受けた武藤がDFをかわしシュートも東口に阻まれた。

攻撃スタッツ - ドウグラス攻撃スタッツ - 武藤 雄樹

ドウグラス、武藤はそれぞれエリア内での高さ、動き出しの良さの持ち味を発揮しゴールに迫った。

GKスタッツ - 東口 順昭

東口は枠内被シュート10本中、8本をセーブし柏の得点と勝利を阻んだ。

守備ブロックをしっかり構え7試合ぶりに失点0に抑え、サイドからの攻撃は東口の好セーブがなければ複数得点も可能だったこともあり、試合を通してポジティブに捉えられる内容だった。しかし5-4-1の守備ブロックから攻撃への切り替えはボールを保持する選手へのフォローが遅くパスがつながらない場面も目立った。今シーズン残り3試合、6試合ぶりの勝利のため前へ進んでほしい。


【第6ブロック】

29節・A・浦和・●・1-4

30節・H・川崎・△・1-1 

31節・A・G大・△・0-0 

32節・H・C大・?・?-? 

33節・A・福岡・?・?-? 

34節・H・湘南・?・?-? 

勝ち点 2/(目標)10 達成率20%  

勝ち点 46/(目標)60 達成率77%


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:GK佐々木、DF上島、古賀、FW細谷

※スタメン比率36%(4/11) 

リザーブ:DF田中、MF加藤

※出場比率33%(5/15) メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ31節まで)】

スタメン比率31%(106/341) 出場比率33%(155/471) メンバー入り比率38%(211/558)