前節悲しみの中堪えながら臨んだ徳島戦に敗れたため、勝たないと自力(得失点差があるので)での残留が決められない超重要な最終戦となったG大阪戦。

フォーメーション図

スタメンはこちら。借りてる谷が出れず大切な試合のゴールを守るのは富居。ウェリ→大橋、平岡→山田。前節は気持ちが前に向いてなかったように見えたけど、この1週間できっちり気持ちが戻ってきていて開始早々アグレッシブな湘南のサッカーを見せてくれていた。山口監督がよく言っている「攻撃のための守備」が実践できていて前向きな守備で前半途中までG大阪にシュートを打たせなかった。いい守備ができてると良い攻撃ができるのが今の湘南なんだけど、数多くチャンスは作り出すもそこは東口、三浦、昌子と代表歴もある能力の高い守備陣を揃えるG大阪、簡単にはゴールを割らせてくれない。前半大橋の2つのビックチャンスを東口のビックセーブで防がれたり、相手ペナルティエリアに侵入すれば昌子にノーファールでボールを奪われたりと最後が崩せない。ただ前節のことを考えると、上手くいかないって思っちゃうと崩れちゃう可能性もあったと思うので、やれるぞ!っていう試合展開で前半を終えられたのは良かったと思う。

選手達に伝わっていたかどうかはわからないけど、前半終了時点で残留争いの相手である徳島が3点ビハインドで負けている状態だったので、後半なんとか1点取って楽な展開に持っていきたいと思ってたら、開始早々宇佐美のシュートがポスト直撃!このシーン以外にもキレキレドリブルでペナに侵入するシーンもあったりと流石のプレーを見せる。湘南が押し気味に試合を進めるも油断、隙を見せたらG大阪攻撃陣の個の能力でやられそうな怖さがあるので、後半は正直徳島の試合経過と睨めっこしながらのDAZN観戦になってしまった。ただ、湘南の選手達は交代で入ったメンバー含めて集中を切らすことなく戦ってくれたので、ドローで決着。で、徳島も意地の2ゴールを奪うも2-4で敗戦で試合終了となり湘南の残留が決まった♪

基本スタッツ

終わってみればシュート19本(枠内13本)も打っていたのね。この試合展開で1点も取れないのが課題で毎年のように残留争いに巻き込まれてしまう大きな要因なんだけど、シーズン始まる前に敏さんが「負け試合を引き分けに、引き分けの試合を勝ちに」的なことを言っていた記憶があって、そう言った意味ではリーグ1位の引き分け数が負け試合を引き分けに持っていけた証のように思う。来シーズンはこの引き分けを1つでも勝ちに持っていって上位進出を目指して欲しい。


という事で、残留決定にほっとしすぎて1週間も空いちゃったけどこれで湘南の全試合レビュー(というかただの感想文だけど)を完遂することができました。


【印象に残った選手達】

守備スタッツ - 大岩 一貴

やっぱり頼れる男がこの日も安定の守備でパトリックに仕事をさせず。コンディションを崩したり、後ろから繋ぐサッカーに苦慮していた時期もあったけど、ちゃんとアジャストしてレギュラーを奪取してからは、各チームのエースFWと毎試合バチバチ戦ってくれた。いくつになっても変化を恐れず成長する姿は本当に尊敬します。来季もよろしくお願いします。

守備スタッツ - 山本 脩斗

シーズン序盤から中盤にかけて3バックに馴染めずなかなか試合に絡めていなかったが、終盤戦に左CBに入ると守備に安定と高さをもたらすだけでなく、正確な縦パスとフィードで攻撃でもリズムを作ってくれた。行くとこ行かないとこだったりチェンジペースや試合の流れを読むところなんかはさすが常勝軍団から来た選手だなと。CBあたりは補強ポイントな気もするので来季もスタメン争いは厳しそうだけど頼るタイミングは絶対あると思うので頼みます。