鳥取さんは前節讃岐戦。1-5-4-1、左WBが1列上がれば4バックにもスムーズになれる両チームの対戦は、鳥取さんのビルドアップとDF裏への配給に対し、中3日の讃岐さんが前線のフレッシュな選手と連戦の選手の感覚差が出てしまいプレスを剥がされ後手に回る展開に。41分、ドリブル突破した小澤選手のグラウンダークロスに三木選手が合わせ先制。
初の高松開催に意気込む讃岐さんも、選手交代を含め後半押し込んだものの鳥取さんの粘り強い守備に得点が奪えなかった。
今シーズンから林監督になりしっかりビルドアップして攻めるという明確な姿勢で戦っているが、PAへの進入の少なさと守備の脆さがあり5月からの11戦勝ちなし、キャプテンでありユースからの生え抜きの世瀬選手が藤枝に移籍するなど厳しい時間も過ごした。
そこで3バックに変更し守備の安定を図り1トップに松木選手を起用し、ビルドアップを捕まえにきたチームに対し松木選手の裏への飛び出しで対応するというスタンスで、中断後は6勝2敗で松木選手が5ゴールと上昇気流にのり気がつけば6位と勝ち点差6というところまできた。
現状では右WBでバランスを保ち左上がりの攻めが多い鳥取さん。相手の出方により3でも4でも対応でき温井選手の長短のパス出し、大宮さんからレンタル中のボランチ高柳選手の配球もありビルドアップに対し捕まえにいくというのはなかなかの覚悟がいる。岩手戦では中央の二階堂選手が出場停止でどういう人選をするか、もしくはシステムで応対するか見てみる事としよう。
岩手は前節FC大阪戦、前線からの激しいプレッシャーと19分に失点してからのソリッドなブロックにPA内への進入が2回といい所を出せず敗れてしまった。
鳥取戦は加々美選手が出場停止。後半戦好調のサイドプレーヤーがいない事で、左サイドでどういうユニットを組むか。
鳥取さんは松木選手や富樫選手と前線から守備強度の高い選手がいる。ここのプレッシャーを越えていかなければ主導権は掴めない。ボランチを絡めてどうファーストDFを攻略していくか。
コメント(0)