止まらない失点と完全に止まった勢いと厳しさ

29節アウェイ浦和戦は1-4の大量失点での敗戦となった。

フォーメーション図基本スタッツ

スタメンDFラインは左から古賀、上島、染谷、古賀の並びになり、左サイドには三丸が復帰、細谷とドウグラスが2トップを組んだ。試合はゴール期待値やボール支配率、パス成功数が示す通り浦和に圧倒され4失点の大敗となった。

ゴール期待値

浦和は岩尾が柏のプレシャーを受けない位置を取りボールを動かしていく。前半7分には柏のDFライン前で受けた大久保が染谷のプレシャーをかわし、DFラインの裏へスルーパス、松尾が先制ゴールを決めた。さらに浦和にボール回される展開となり、24分には伊藤スルーパスにシャルクが走り込み決める。

パスソナー・パスネットワーク

ヒートマップ - 岩尾 憲ヒートマップ - 伊藤 敦樹

ヒートマップ - 大久保 智明ヒートマップ - 松尾 佑介

浦和は正確にボールをつなぐ技術と狙いのある位置取りで試合を支配した、岩尾をボールを受け、伊藤、大久保が効果的に中間ポジションを取る。松尾は広範囲に動き柏DFラインのマークを無効化した。

失点の要因はすべての位置で相手にプレッシャーを与えられず浦和に優位な展開を強いられてことが大きい。

・FWからのプレッシャーがかからず2CB+岩尾で常に楽にボールを運ばれた。

・中盤でのプレッシャーも逆にアンカー脇や裏にスペースを与え、浦和に有効活用された。

・浦和の攻撃選手が柏DFライン付近に誰もポジションを取らないため柏DFがマークする選手を見失う。

・DFライン前に入るボール対し強く当たることでできず決定的な展開につながれる。

・GKがDFライン裏に抜けるボールに対しケアできずプレッシャーのかからない状況でシュートを打たれた。

これに加えセットプレーの失点も止まることはなく4失点。直近リーグ5試合で16失点となり、それ以前が24試合で23失点だったことを比べると深刻であり(1試合あたり0.95失点→3.2失点)厳しい試合展開の中で勝利していた試合と比べ前への勢いや1対1での厳しさも発揮できているとはいえない状況となっている。

年間目標である勝ち点60に到達しないことが確定したが、第6ブロックの目標達成とこれからに向けての試合内容と結果を期待したい。


【第6ブロック】

29節・A・浦和・●・1-4

30節・H・川崎・?・?-? 

31節・A・G大・?・?-? 

32節・H・C大・?・?-? 

33節・A・福岡・?・?-? 

34節・H・湘南・?・?-? 

勝ち点 0/(目標)10 達成率0%  

勝ち点 44/(目標)60 達成率73%


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:GK佐々木、DF上島、古賀、FW細谷

※スタメン比率36%(4/11) 

リザーブ:MF加藤

※出場比率33%(5/15) メンバー入り比率28%(5/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ29節まで)】

スタメン比率31%(98/319) 出場比率33%(144/441) メンバー入り比率38%(199/522)