シーズン前半を思い出したかのような完敗

完全なる作戦ミスでした。

とりあえず両チームのスタメンから

まず最前線に小柏が復帰。彼はリーグ随一のスピードを誇ります。

前回対戦時でもそうでしたが今回もガンバの最終ラインをズバズバ切り裂いていきます。

勝手な推測ですがポヤトスは前節川崎戦や、前々節京都戦を元に策を練ったのでしょうか？

でなきゃディエゴ先発は自殺行為。

ガンバは前線の5人で高い位置からプレスに行き、ボールを奪いにいきました。

更に両SBにも高い位置を取らせ中盤に壁を築こうとしました。

高い位置からプレスをかけるという事はガンバの最終ラインも高くなります。

ええ、そりゃあもう。

高い位置を取る黒川。一瞬の速さに欠けるディエゴ。裏に空いた広大なスペース。

小柏の舌なめずりの音が聞こえてきそうな程の絶好のシチュエーションです。

シュート3枠内2アシスト1ラストパス5

そらもうやりたい放題ですよ。

だってわざわざ用意してくれたんですから。自分が輝く場所を。

ガンバには更なる苦難が襲い掛かります。ピッチがク〇。

ボコボコになっておりガンバの選手達がボールを奪っても先制された動揺もありますが

合わせて足元の悪さでパスがズレまくってました。

ガンバのシュートは相手の4/1。それでもむしろそんなに打ったっけ？ってレベル。

驚きのゴール期待値の低さです。

逆に4失点は、まあ、そうなるよね･･･って感想しか出てきません。

監督にも色々います。リーグ戦なので得失点があるので

出来るだけ失点を減らして敗戦処理をする監督もいますが

ポヤトスは負けていると

ムキになってノーガードで殴り返しに行くタイプです。

66分に中野、佐藤とDF登録の選手を投入していますがこれは3バックにしてマンツーマンの

ミラーゲームにして「1対1は個人で何とかしろ！」という

ポヤトスからの怒りのメッセージです。

まあ、それをJリーグで最もマンツーマンを好むコンサドーレに仕掛けるあたり

ポヤトスもかなりキていたんだと思います。

73分、山見と武蔵を交代で出します。

前節鳥栖戦の再現を願った方も多かったでしょう。

で、これを見てミシャは78分。

キム・ゴンヒと浅野弟を投入します。

はい。この選手達には共通点があります。何だかわかりますか？

ゴンヒと武蔵。浅野と山見。

基本、役目が同じなんです。

最前線でポストプレイ、もしくは点を獲る。

WGの位置からスピードで中に入り、点を獲る、もしくはチャンスを構築する。

私はこの交代がミシャからの

「ウチの子トソッチノ子、ドッチガ優秀カナー？！」

という煽りにも似た挑戦状だと思いました。

外国の人はこういうウィットに富んだジョークみたいな含みを持たせたりします。

まあ、ちゃっかりミシャは84分にも小林、深井を投入して補填してるんですけど。

で、その結果は･･･その、あれだ。

そりゃ、ポヤトスもゴール裏に謝りに来ますよ。

今日はやることなす事全て裏目に出たんだから。

まとめ

・前プレスではなくいつかの新潟戦の様にブロックを築きカウンター気味に試合を始めるべきだった。

・小柏の相手は佐藤の方がまだマシ。ディエゴではカモにされるくらい相性が悪い。

・ピッチがゴ〇。

・ポヤトスは負けてるとたまに逆上してノーガードで殴りに行くの何とかなりませんかね･･･

・この試合のスピードに一番ついていけてないのは実は審判。