こんにちは。りょう＠ガンバ大阪です！

この試合で、右サイドバックの高尾にアクシデントがあり、大卒ルーキーの佐藤が急遽先発出場した。右サイドバックの本職が高尾しかいないという現状で、右SBとして、本職がCBの佐藤、交代で入った福田、今年数試合で起用されている小野瀬の比較をしてみたい。

高尾溜

本職であり、試合を重ねるごとに安定感を増している。空中戦、対人の守備、攻守のポジショニング、スタミナとSBとして申し分ない。足元の技術もあり、相手をはがして持ち運びができる。

課題として、クロス、ロングボールのトラップの精度が上がれば、もっと攻撃の脅威になるだろう。

佐藤瑶大

大卒ルーキー。本職はCBで空中戦が武器。身長は183cmと特別高いわけではないが、この試合でも滞空時間の長さを生かして、サイドに流れてきたチアゴサンタナにも負けていなかった。本職がCBということもあり、中央のカバーリングはよくできていた。

1対1の間合いが広く、簡単にクロスを上げられてしまう場面があったり、攻撃面だったりと、SBとしては課題がまだまだあるが、守備固めとしてや、3バックの一角としては可能性がありそう。

福田湧矢

ポリバレントな選手。対人の守備が強く、攻撃力は申し分ない。スタミナも十分で、試合展開によってポジションを変えてプレーできるので、スタメンでもベンチでも重宝される選手。SBとしては、高尾や佐藤に比べて、空中戦に難あり。困ったらサイドバックの起用でもいいが、前で使ってほしい。

小野瀬康介

今年は何度か右SBにチャレンジしている。最初はカバーリングの部分でポジショニングで困っていたが、今は守備面でも攻撃面でもSBを上手くこなしている印象。しかし福田と同じく、攻撃力が魅力なので、やっぱり前で使ってほしい。

まとめ

やっぱり高尾が絶対的な1番手であることは変わりないが、この試合で佐藤の右SBもありだというプレーはしてくれたように思える。過密日程でスタミナの消費も激しいSBの替えは絶対に必要になってくる。まだトップチームでのSBとしての起用はないが、J3ではSBの経験もある奥野も伸びてくれると嬉しい。

頼れるGKとCBがいるので、チャレンジとしてSBに思い切った起用もありなように思える。