戸田さんの解説を聞いて勉強しようの回。

今回のカードは3試合勝ちのない清水vs4試合勝ちのないFC東京


前節までの対戦成績


試合を観ていない方はハイライトをご覧下さい。



結果は3-0でFC東京の勝利。

両チームとも決定機はあったものの、確実にチャンスをものにしたFC東京が完勝した。


基本スタッツゴール期待値


さてこの試合は4-4-2vs4-1-2-3という近年ではよく見るシステムの対戦となったが、特に4-1-2-3を採用しているチームにとっては非常に参考になる試合であった。


FC東京のパスネットワークを見て欲しいのだが、かなり珍しいことが起きている。

それは何かというとSBを中心としてパスが展開されている事である。


パスソナー・パスネットワーク


なぜこのような事態になったのかというと、FC東京のSBとWGが流動性を確立できていたからである。

vs4-4-2の場合SBとWGがそのままのポジションをとっているとマークにつかれやすくなってしまう。

それを回避するために上手く可変して対応していた。


特に右サイドはこの流動性が顕著で、右WGの渡邊がかなり自由に動き回っていた。


ヒートマップ - 渡邊 凌磨ヒートマップ - 中村 帆高


1得点目も配置をズラした左SBが起点となったことから生まれており、このFC東京の工夫が勝利に繋がったといっても過言ではない。