前半戦最後の試合。ホームで勝利のない鳥取へと乗り込む。
鳥取さんは前節長野戦。開始から積極的に入り、10分に厚みのある攻撃で先制するも、すぐに左サイドを破られ失点。後半は守備を修正した長野さんに前半ほどの安定感のあるポゼッションができず、83分にクロスから失点したが、交代で出場した田村選手がファールをもらい、交代で出場した小澤選手がFKを直接決め、引き分けで終了した。
3年目の指揮となった金監督を解任し、増本コーチが暫定的に指揮してから4戦負けなし。3バックへと変更し、金監督の攻撃のベースを生かしながら、守備とのバランスを調整しているという印象だ。CFにボールを収められる選手が現状いない為、しっかりビルドアップして相手を引き出し得点を取ろうとしていて、相手陣地には行けるが最後の崩しの所をどうするかというのが、ここ3試合の進入回数に現れていて、増本さんも取り組んでいる所だろう。
岩手としては、3枚のビルドアップに2枚でどう対応するか。ボランチには展開力に優れる普光院選手とアーリア選手がいて、サイドには運動量の多いムンと田中選手がいる。鳥取さんに主導権を握らせない為にも、どういう誘導を狙っているかという所に注目したい。
プレビューデータをみて驚いたのが、ここ3試合左サイドから効果的なボールがペナルティ内に届けられていない事だ。主導権を握られたアウェイ岐阜戦、自分達で崩れてしまった北九州戦が入っているという点もある。個人だけの責任ではないが、どう改善するか。前節は相手が3バックという事もあり、人選を変えた。鳥取さんも3バック、どうなるか見てみよう。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2023/7/22 17:22
>3バックへと変更し、金監督の攻撃のベースを生かしながら、守備とのバランスを調整しているという印象だ。
鳥取は3バックにしてから、縦へのスピードは少し落ちた感じはありますがトータルでは安定してきたイメージです。
挙げていただいた普光院選手と長谷川アーリア選手はゲームを変えられる選手なので、あまり自由を与えたくないですね。
>プレビューデータをみて驚いたのが、ここ3試合左サイドから効果的なボールがペナルティ内に届けられていない事だ
ここはちょっとビックリですね。
むしろ強みとしていきたい部分だと思うので、チーム全体のオーガナイズに期待したいです!