相模原さんは前節鳥取戦。この日は風が強かったが鳥取さんが前半風上を選ばなかった為、相模原さんの前線からのプレスに遭い、ロングボールも距離を出せずにJ3リーグでも保持率の高い鳥取さんがリズムを掴めない展開。34分セットプレーからの二次攻撃で前線に残っていたCB山下選手が左サイドでボールを拾いポケットに侵入した前田選手にパス、そこからのクロスにCB加藤選手が頭で合わせ先制。
後半は1点を追う鳥取さんが風上に立ちボールを握り、相模原さんが待ち構えてからのカウンターという展開に。56分にボールを拾った左WB高野選手が自慢のスピードを活かし自陣からのドリブルで鳥取ゴールに迫り、そこで奪ったCKから牧山選手がJ3リーグ初ゴール。66分にも右WB橋本選手の左足のクロスに途中交代のFW高木選手のヘディングがクロスバーを直撃し、そのこぼれ球をFW伊藤選手が体で押し込み3点目。今季最多得点とクリーンシートという充実の内容で勝利した。
2年目の戸田体制。14節時点リーグ最少の8失点だが被ゴール期待値は決して上位ではない。前線からの激しいプレスが特徴が故に、そこを外されるとピンチに陥ってしまうが、今季相模原に復帰したGK三浦選手を中心に最後の所で守れているという事だろう。
昇格を狙うには攻撃面の所が課題となる。今後暑い時期になりエナジーを保てなくなる際にどう攻撃を構築して勝ち点3を奪えるか。戸田監督はチームにしっかり競争を作ってきているが、2トップがどういう人選となっていくだろうか。
鳥取戦はアンカーのレギュラーだった西山選手が出場停止で、徳永選手が務めた。今季開幕前に緊急補強し、本来はもう1列前が得意の選手だろうが、J3リーグの間に入った天皇杯県予選でプレーできた事もありスムーズなパス捌きを見せた。鳥取さんがアンカー徳永選手を捕まえにくれば前田選手が下りてボールを受けてプレスを剥がし鳥取さんの守備を混乱させていた。
岩手戦の前の天皇杯1回戦では、CB加藤選手が左でスタートしたようだ。鳥取戦前の天皇杯でアンカー徳永選手を試したように、岩手CF都倉選手対策の予行なのかどうか見てみる事としよう。ゴールキックに立つ形となっているように、今のキャストでは3バックの真ん中は山下選手が固いようだ。
岩手戦はボールを握る時間が増えるだろうが、4-4ブロックに変わった守備をどう崩していくか。
右WBに橋本選手が入るようなら、そこは1つポイントとなるだろう。
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