磐田、水戸と厳しい戦いになりそうだと予想していたアウェイ連戦。

危ないシーンもありましたが、今季のアビスパらしく「やられそうでやられない」状態で耐え抜き、増山が挙げた先制点を90分守り抜いて1-0の勝利。こういう試合で勝点3を積み上げられているのはデカいですね。


さて、この試合の注目は、Jリーグデビュー戦となったカルロス・グティエレスでした。今後はグティエレスさんと呼ぶことにします。

フォーメーション図

攻撃スタッツ - カルロス グティエレス


守備の柱になることを期待して、今季開幕前に獲得したスペイン人センターバック。守護神セランテスとの組み合わせを考えての補強だったと思います。ただ、1月のトレーニング中に負傷し、診断は右膝前十字靭帯損傷で全治6~8ヵ月。


その後、クラブの動きが非常に早く、2月中にポルトガルのマリティモからドウグラス・グローリさんを補強。その後の活躍ぶりはご存知の通りです。期限付き移籍で加入中の上島とともにクラブの連勝記録を樹立する上で必要不可欠な存在でした。


話を戻しましょう。そのグティエレスさんが大怪我を乗り越え、ようやくJリーグデビューを果たしました。アビスパ加入前はスペイン2部のヌマンシアで4シーズンほどレギュラーとしてプレーしていたこともあり、彼のプレーを楽しみにしていたサポーターは多かったと思います。


水戸戦では久々の実戦、そして日本での初めてのプレーということもあり、実力の100%を表現できたかといえば、決してそうではないはず。ただ、ヘディングでしっかりボールをはね返すシーンを見て、やはり192センチの高さは存在感あるなぁと。

ボールコントロールに若干怪しい部分がありましたが、グローリさんも最初の頃は結構怪しかったなと(笑)やはり慣れない環境でプレーするのは、普段とは異なる「何か」があるのでしょう。慣れてくれば、もっと良さが出てくるのかなと。


上島、グローリさん、ケネディ、グティエレスさん、最近見ない篠原とはね返す系のセンターバックは枚数揃っているのでJ2で戦う分には心配ないですね。


今後もグティエレスさんのプレーは追っていきたいと思います。