リーグ首位を独走中
川崎との神奈川ダービーです
川崎はミッドウィークの
ルヴァン杯準々決勝でも
神戸を6-0で下し
強さを見せつけました
が、しかし
勝ち点差を詰めるために
優勝するために
ホームで何としても
勝利が欲しい一戦です
内容、結果ともに充実している
今の川崎をマリノスのサッカーで
ねじ伏せ、上回ることができるのか
大きな挑戦となる試合だと思います
個人的にポイントとなりそうな部分を
局面ごとに挙げていきたいと思います
【川崎のビルドアップ】
CFは起用される選手によって
役割が変わってきます
ダミアンは基本的には中央から動かずに
相手のCBを引き付ける役割を担い
小林は裏を狙いつつ時にはサイドにも
出てボールを引き出していく
ダミアンより小林の方が
活動範囲が広いイメージです
CBがドリブルで持ち運ぶことは
あまりないです
ジェジエウには多少は運ぶ意識がある
ように見えますが
谷口に関しては
そもそもプレーの選択肢にすら
入っていないように見えます
中盤や周りの選手の働きが
充実しているからこそ
ここでリスクを冒す必要はない
と考えてのことだと思いますが
プレッシャーを掛ければ
CBはリスクの少ないパスを選択する
ということは
頭に入れておきたいところです
サイドはWGが中に入り
SBが大外のレーンを使います
状況に応じて逆になることもあり
使うレーンを変えて
斜めのパスコースが生まれやすい
立ち位置を取ります
この局面で最もキーになるのはIH
だと考えます
安易に降りたりせず
CFやWGの近くの捕まえづらい位置
(相手のボランチとDFラインの間)
から降りたり
片方が相手を引き付けて
もう片方が空いたスペースを
使ったりと厄介な動きをしてきます
それでいて
ボールコントロールのミスが少なく
簡単にボールを失うことがない
IHに自由を与えず
ビルドアップに制限をかけることは
試合を優位に進めるためには
絶対に必要なことなので
マリノスがどう対抗するか
非常に注目されるところです
図の状況でなくとも
積極的に縦パスを入れて
ボールを前に進めようとしてくるチーム
なので縦パスを最大限警戒しつつ
ボールを奪いに行く姿勢が求められます
【川崎のビルドアップvs
マリノスのプレス】
いかに川崎のビルドアップを阻害するか
狙いたいのはSB-CH間の部分です
CBがボールを持ったときに
CFが逆のCBへの
パスコースを切りつつ
SBに出させるようにプレス
WGもSBにあえて出させるような
立ち位置を取っておき
入ったら縦を切る
川崎は図のような状況で
CHにパスが入ると
後ろに下げたりせず
高い確率で縦方向へのパスを
選択する傾向があります
繋げる自信とボールを失ったとしても
奪い返せる自信があるからこその
選択だと思います
裏のスペースはある程度割り切って
CBにカバーしてもらい
DHがIHを、SBがWGを捕まえて
縦パスを奪うことを
積極的に狙いたいところです
もちろんリスクはありますが
SBが前に出て守備をすることで
高い位置でのボール奪取を狙い
ボール保持の時間を増やすことが
試合を優位に進めることに
繋がるはずです
またマリノスが相手ということで
シンプルにロングボールで
裏を狙う頻度を増やしてくる
ことも考えられます
【川崎の攻撃(サイド)】
サイドにボールを運んだときに
多く見られるのが主にIHやSBが
裏のハーフスペースを
取りにくる動きです
ここは大外で対峙する選手が
パスコースを切ることで防ぐ
もし通されてしまっても
慌てて食いつくのではなく
クロスのコースを限定する
ことが大切になると思います
次に気を付けたいのが
ペナ角からファーサイドへのクロスです
DFラインの目線を動かしつつ
比較的空中戦に弱い
SBを狙うクロス
WGの選手の中だと
家長がよく狙っているプレーです
特にダミアンがいるときは
クロスを入れる傾向が強くなるので
注意したいところです
裏、クロス以外の選択肢としては
ドリブルでの仕掛けでしょうか
それも難しければ中に戻して
中央を突く攻撃に移行してきます
ドリブルに関しては
起用される選手にもよりますが
スペースがない状態では
無理には仕掛けず
ボールを保持し続けることを優先する
ケースが多いです
【川崎の攻撃(中央)】
中央ではワンツー、3人目の動きで
狭いスペースの攻略を狙ってきます
無理に突っかけてきてくれれば
こちらもラクなのですが
可能性が低いトライはせず
ボールを動かしながら
わずかなスキを突こうとしてきます
相手の動きに
食いつき過ぎないよう意識しつつ
足を止めずにボールを奪うチャンスを
狙っていくことが求められます
守るうえでは
サイドより中央のほうが
危険度は増しますが
ここでボールを奪って
カウンターを繰り出せれば
マリノスとしてはチャンスです
即時奪回を狙ってくる相手を剥がして
中央での奪取からのカウンター攻撃
でチャンスを作りたいところです
【マリノスのビルドアップvs
川崎のプレス】
相手のWGの周辺
2対1になるところを
上手く使えるかどうかが
キーになると思います
WGがCB、SBの中間に立ち
2人を牽制してくるので
このWGを
どちらかに食いつかせて
バランスを崩させること
が必要になってきます
理想的なのは
いったんCBにボールを預けて
食いつかせ
周りの選手を経由してから
フリーのSBへ届ける形でしょうか
GKが近場のCBではなく
一つ飛ばしてSBへパスをして
WGが食いついて空いたスペースを
使うのも有効だと考えます
川崎は4-3-3のプレスだけでなく
IHが一つ上がってWGが下がる
4-4-2で守備を行う場合もあります
個人的には4-3-3プレスで
マリノスのビルドアップとの
ガチンコ勝負!を希望しますが
試合の展開、状況によっては
(もしかしたら最初から…)
4-4-2の形にしてくることも
考えられます
【マリノスの攻撃】
川崎は押し込まれると
4-5-1のブロック守備へと
移行します
ここでのキーポイントは
CBを中央から釣り出せるかどうか
にあると考えます
5人が縦パスを入れるスペースを
空けないように立つ中盤の選手とは違い
DFライン、特にCBは
目の前の相手(主にCF)についていき
パスが入ったら
積極的に潰そうとしてくるので
これを利用して
CBを釣り出し空いたスペースを突く
ことができるかどうかが
重要になってきます
サイドでのポイントとしては
中央を優先して固める
守り方をしているため
SBはWGにボールが
出てから寄せてきます
ここでわずかではありますが
ボールを持てる時間が生まれます
スペースがあればドリブル突破を
仕掛けてもいいですが
このときにクロスの選択肢も
持っておきたいところです
チョン ソンリョンは
積極的に前に飛び出してくるGK
ではないので
GKとDFラインの間を
速いクロスで突く
ことも有効だと考えます
また守備の部分でも触れましたが
ボール奪取からのカウンター
も積極的に狙っていきたいです
川崎は攻撃時に
SBが高い位置を取るので
その裏には大きなスペースが生まれます
CFがCBを中央に引き付けておき
WGがSB裏のスペースを
一気に突ければ
大きな得点チャンスにつながります
【選手別気になったことメモ】
<三笘>
厳重警戒
ドリブル突破は脅威
右足イン⇔アウトでのタッチ
+上半身のフェイントで仕掛ける
1対2の状況でも仕掛けて
あえて狭い2人の間を抜こう
とする傾向あり
インで引っ掛けて縦に持ち出すこと
(久保建英がよく見せる形)
はあまりない
中を切って縦に誘導したほうが
良さそうだが
それで止められたら苦労はしない
<齋藤学>
調子を上げてきているので注意
対峙する相手に
向かっていくようにドリブルし
スピード+深い切り返しでかわす
縦にも中にもいける
ドリブルのコースは
三笘より読みづらいかも
<旗手>
WGの選手の中では
最も中央でのプレーを好む選手
シュートの意識が強いので
それを頭に入れた上で対応したい
<家長>
下手に身体を寄せると
逆に利用されるので
飛び込まないこと
単独での突破はまずない
IHで出てきたら厄介かも
<大島>
どうせ奪えないから
飛び込むな、以上
最後まで読んで頂いた方
ありがとうございます
必ずや勝ち点3を
コメント(2)
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Fan
2020/9/5 16:29
今日の試合の見所がすごい分かりやすいですね!見るのがますます楽しみになってきました!
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Fan
2020/9/5 16:30
三苫選手、厄介ですよねー。
リーグを盛り上げるためにも、マリノス には勝って欲しいです!
彼のドリブルは仕掛ける時の一歩目のタイミングが独特だなと思っています。ボールに触っていない方の足から仕掛ける感じというか。