トピック
- 徹底した右で作って左で刺す
- 普段と異なる守田のプレーエリア
- 三笘圧巻の2ゴール
- 昨年のリベンジ成功
メンバー
ミッドウィークのルヴァン神戸遠征から中2日。マリノスもミッドウィークに札幌遠征をしているのでコンディション面の条件はほぼ一緒。
ルヴァンでは齋藤学、小林悠、旗手怜央の前線3枚を中心とした前プレが上手くハマり6-0の完勝を収めたわけだが、この試合は前3枚を総取っ替えした。
結果
この日も鬼さん得意のハーフタイム2枚代えで後半開始から一気に畳み掛け、2点をゲット。結果3-1で昨季王者から白星を挙げた。
マリノスといえば1試合平均の走行距離、スプリント回数が共にリーグNo.1。1試合でおよそ120km走り、190回近くスプリントするリーグで最も『走る』チーム。
3点を挙げ勝利した12節の広島戦でも120km近く走り190回を超えるスプリント回数を記録している。逆にフロンターレは『人は走らない』チーム。1試合平均の走行距離もスプリント回数もリーグの中で下から数えた方が早いレベル。
この試合のスタッツを見るとマリノスの走行距離、スプリント回数は普段よりもだいぶ少ない。つまり『人は走らない』を好むフロンターレが『人も走る』マリノスを自らの土俵に引きずり込んだ格好。相手の長所を消し、自らの土俵で勝負したフロンターレが勝利を手にしたのはある意味必然だったかもしれない。
狙い
この試合フロンターレが徹底して狙っていたのがマリノスのハイラインの裏とぽっかり空く大外のスペース。この試合は右サイドで作り、相手の視線や配置を右に寄せ、一気に左サイドの三笘まで展開し、アイソレーションを作り出す形を徹底していた。
これは守田が先発出場した10節の札幌戦と12節の名古屋戦のヒートマップ。アンカーの場合基本は中央でプレーするのでこの様になるのが普通である。
そしてこれがマリノス戦のヒートマップ。明らかに右寄りでプレーしている。恐らく意図的に右寄りでプレーして相手を右サイドに集めたのだろう。1点目はまさに右で作って左で刺す設計通りに奪ったゴールだった。
MOM
この試合は守田にあげたい。フライパス、サイドチェンジ、ダイレクトパスの精度がとにかく高い。しかも両足で蹴れる。この試合も難しいパスをいとも簡単に何本も通していた。そして個人的に前半のマルコス・ジュニオールからタックルでボールを奪い取ってカウンターを阻止したシーンはベストプレーだった。
2ゴールの三笘、ジュニオール・サントスを封じ込めたジェジエウも良かった。
まとめ
個人的には点差以上に圧勝出来たと思う。昨年のリベンジを見事果たした。そして10連勝した時よりも更に今のフロンターレは強くなっていると感じた。
コメント(1)
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SPORTERIAスタッフ
2020/9/8 17:05
守田選手のボールタッチ位置、たしかに顕著ですね!
そして横浜FMの走行距離も下記URL最下部の「総移動距離」を見ると、115kmを下回った2試合は両方とも敗戦、それ以外でも走行距離が短いほうが試合結果が良くない傾向が出ていますね…😲