【J1】前半戦の戦いを振り返ってみよう!
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出せないチームの『スタンダード』揺らぐチームの『形』


連敗に苦しむ両チームだったが、結果はFC東京が連敗を5で止め柏は3連敗となった。柏は連敗中、先に失点し自分たちが『スタンダード』としたい形を出せず、システムと選手を変えることを繰り返している。

スタメンは福岡戦から4人を変更、3バックの中央にエメルソンサントス、ボランチにドッチ、トップにアンジェロッティが入りチームの背骨であるセンターラインにリーグ初スタメンの選手を並べた。また大谷が5試合ぶりにベンチに戻ってきた。

<フォーメーション図・試合開始>

フォーメーション図

柏は試合序盤に3点を失う。11分、安部が前方にスルーパスを送ると、アダイウトンが大南をかわしペナルティーエリア左に切り込む。前に出てきたキムスンギュをかわすような浮き球のラストパスを送りディエゴ オリヴェイラが押し込んで先制点を挙げる。17分、仲間のバックパスがスルーパスの形になり反応した髙萩がDFライン裏へ抜けだしアダイウトンのゴールをアシストした。更に1分後、髙萩が左サイドでフリックしたボールにアダイウトンが大南を振り切りペナルティーエリア内まで運び3点目を挙げた。

3点のビハインドから柏はシステムを[5-3-2]に変更、後半開始時にはエメルソン サントスに代え川口 、イッペイシノヅカに代え細谷 を投入、システムを[4-3-1-2]に変更した。最後はアンジェロッティに代えて呉屋、江坂に代えて神谷を投入するも得点は奪えず、アディショナルタイムに永井が大南の裏を取りFC東京が4点目を奪った。

<18分~>

<46分~>

<67分~>

<76分~>

柏は序盤に失点を重ね相手に構えられ、自分たちが『スダンダード』としたい前からの仕掛けによる攻撃の形をイーブンな状態から仕掛けることできなかった。

エリア間パス図

後半、細谷と仲間を中心に右サイドからチャンスをつくるも、柏のクロスやシュートはFC東京のCB森重と渡辺に跳ね返された。守備スタッツからも森重と渡辺のクリア数とブロック数が際立つ。

守備スタッツ - 森重 真人守備スタッツ - 渡辺 剛

逆に柏の江坂は元気がなく、パス数の27(パス成功数16)は出場したリーグ戦13試合で最も少ない数字となった。システムや前線の選手を変えても攻撃を統率する役目である江坂のパフォーマンスが向上しない限り攻撃は活性化していかないだろう。

守備スタッツ - 江坂 任


柏は新戦力をスタメンに加え形を固めたかったがチームの骨格はグラついている。統率されないDFラインがその象徴であり、セットプレーのキッカーも誰か定まらない。マテウスサヴィオと北爪の欠場も理由も気になるところだ。リーグ戦は折り返しに向かっておりミッドウィークに開催されるルヴァンカップを有効に使い、このチームの『スタンダード』は何かをもう一度確認し、見せていきたい。

【新加入選手の短評】

エメルソン サントス:裏を突かれ前半で交代。彼だけの責任ではないがJリーグの速さへの対応が求められる。

ドッジ:ボールを受け、つなぎ、シュートのシーンも見せる。チーム浮上の希望となるか。

アンジェロッティ:東京DFにより沈黙。ボールを受けられないと良さ見せられない。