第二ブロックを快勝スタート

リーグ6節のホーム磐田戦は2-0、試合内容でも圧倒し快勝した。

フォーメーション図

先週のルヴァン鳥栖戦から細谷とキムスンギュが代表から戻り、右サイドには中村が入った。システムは、前からボールを追う場面では3-5-2、ボールを保持をする場面では3-6-1、自陣で守備ブロックを構える場面では5-4-1と可変しボール奪取とボール保持のバランスを図った。

■前線からのボール奪取

ルヴァン鳥栖戦では前線からのプレシャーに5-4-1のブロックで耐える試合となったが、この試合は柏からプレッシャーを掛け続けボールを奪う姿勢を90分貫いた。3-5-2のスタート位置から細谷と小屋松がDFにプレシャーを掛け、磐田が中盤を使ってきた場合はサヴィオ、戸嶋、ドッジ、中村でボールを奪った。磐田のボールロスト位置から柏の右サイドがボール奪取のポイントであり、前線の3人、特にマテウスサヴィオが好守にわたり試合終了までスプリントを繰り返したことがわかる。

ボールロスト位置走行距離・スプリント回数

磐田が前線へ長いボールを使った場合は中央の高橋で跳ね返し(高橋のクリア数は最多の9)こぼれ球奪取も柏が上回り(柏35-磐田31)磐田にボールとペースを渡さずに試合を進めた。

守備スタッツ - 高橋 祐治

■ボール保持

リーグ直近4試合で最も高いパス成功数(鹿島戦271→福岡戦331→名古屋戦368→磐田戦484)とボール支配率(鹿島戦48%→福岡戦47%→名古屋戦52%→磐田戦53%)を記録、名古屋戦に続き前後左右に選手同士の矢印がつなったバランスの取れたパス回しができていた。特にドッチのパス数(福岡戦26※途中出場→名古屋戦43→磐田戦66)パス成功数(福岡戦23※途中出場→名古屋戦37→磐田戦63)が飛躍的に伸び、チームの”かなめ”の好パフォーマンスがチーム全体のパフォーマンスも向上させたといえる。

基本スタッツパスソナー・パスネットワーク

攻撃スタッツ - ドッジ

■得点における前への”走り”

先制点は三丸からのクロスをマテウスサヴィオがヘッドで決めゴール。この得点シーンは、磐田の攻撃をブロックしたクリアボールを小屋松が前へ”走り”左サイドでキープ。細谷、戸嶋、マテウスサヴィオも小屋松のボールキープを信じてエリア前まで”走る”。磐田守備陣は走り込んできた柏の4人に引っ張られエリア前に6人が一列に並ぶ状態に。小屋松からボールを受けた三丸はガラ空きになった磐田のバイタルエリアに向けドリブルで”走る”。三丸は左サイドから左ハーフスペースへ磐田DFの間を抜けるチャレンジングなドリブルを選択し左ニアゾーンに入り込みクロスを送ることに成功。エリア内には柏の選手4人が待ち構え、細谷が中央でつぶれ役となり逆サイドのマテウスサヴィオがフリーであわせゴールを決めた(サヴィオの後ろには中村も走り込んでいた)。

走り1.小屋松がスペースへ”走り”ボールキープのポイントをつくる。

走り2.続く選手が”走り”込み磐田DFラインを下げる。

走り3.三丸が空いたバイタルエリアから狭いニアゾーンへチャレンジングなドリブルで”走る

前へ向かう3つの”走り”により素晴らしいゴールが生まれた。

2点目は52分中村がファーサイドへクロスを送り戸嶋がダイレクトであわせてゴール。磐田の攻撃からボールを奪い中央でドッジ、サヴィオ、細谷とつなぎスペースが大きく空いた右サイドの中村へボールが送られる。ドリブルで進む中村は磐田DFが寄せてこないことがわかるとエリア内の選手を確認し、小屋松、サヴィオ、細谷ではなく大外の戸嶋を選択し磐田DFを超えるボールを送り戸嶋がダイレクトで決めた。

2つの得点はサイドからのボールを決めたが18分、30分にはボールを奪ったドッジが中央からミドルシュート。38分にはカウンターで小屋松が中央へ走りGKと一対一のチャンス。63分には磐田のパスミスを奪い小屋松から右ハーフスペースを走るマテウスサヴィオへわたりがシュート。83分には細谷が中央からドリブルで走り込みシュート。各レーン・各スペースへ”走る”ことでボールと選手が動きチャンスを生み出していった。

ネルシーニョ監督は「終始、戦術的、技術的な部分でほぼ完璧に近く、今季のベストゲームではなかったかなと思います」と語り試合内容に手ごたえを感じていた。ここからリーグ連戦となるが第二ブロックもこのままの勢いで”走り”抜けてほしい。(連戦で怪我には気を付けてほしい)


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:DF古賀、FW細谷 

 ※スタメン比率18%(2/11) 

リザーブ:GK佐々木、DF上島、MF山田、FW升掛

 ※出場比率26%(4/15) ※メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ6節まで)】

スタメン比率23%(15/66) 出場比率25%(22/89) メンバー入り比率35%(38/108)