0-0のドローなんだけど、湘南としては上位につけるチーム相手に退場者を出しながらも、きっちり勝点1を取ったナイスゲーム。選手達の気持ちも見せてもらえたし、集中を切らさず戦い切ってくれてほんと頭が下がります。

基本スタッツ走行距離・スプリント回数

スタッツは前半43分に退場者が出て後半丸々10人で戦ったことを思えばね。それに前半はここ数試合同様自分達の戦い方ができていたし、走力をベースに、蹴るとこ、繋ぐとこや、速攻、遅攻の使い分けだったり選手の判断の部分が試合をこなすにつれ整備されている気がする。

退場者を出した後の戦い方も、いわゆるベタ引きってものではなく、守備ブロックの開始位置は後ろに下げざるを得ないんだけど、きっちりボールの出どころにも行けてたし、それも闇雲に各自がバラバラにプレスをかけるんじゃなくて、ファーストディフェンダーがボールホルダーに寄せると、次の出どころを予測しつつ、2人、3人が連動してプレスをかけられていた。そして奪ってはただ蹴るのでなく、繋ぐ意識も持ってたし、10人だけどやられっぱなしじゃなく、隙あらば1点取りに行く姿勢すら垣間見えたので重心は後ろじゃなくて前にあるように感じられた。

ここ数試合は攻守で良い感触を得られてるので、今週末の好調な上位チーム広島とのゲームだけど、きっと良い試合をやってくれるハズ。

【印象に残った選手達】

守備スタッツ - 三幸 秀稔

1枚目のイエローが少し厳しすぎたと思うんだよなぁ。別のシーンでは相手の決定機を体を張って防いだりもしてたし、試合に集中して気持ちが入り込んでいればこそあの2枚目の場面は頭ではわかってても体は動いちゃうよね。今回のことは本人が一番反省してるだろうから、きっと今後どこかで逆にチームを救う活躍をしてくれるハズ。

ヒートマップ - 名古 新太郎

この試合も効いてたことはこのヒートマップを見れば一目瞭然。元々のテクニックにハードワーク出来るようになったら無双だよね。こりゃ借パクしかないよ、ホント。

GKスタッツ - 谷 晃生

スーパーなんだけど、スーパーに見せない安定感がある意味凄みだよね。高さが足りないCB陣に代わり、ハイボールはほぼ処理してたんじゃないかな?キックもこの日は中途半端なキックじゃ逆にピンチにもなりえるし、ギリギリを狙うしかないよね。