2020 J1第16節 川崎Ｆ 5-1 広島 レビュー

トピック

• 久しぶりのスタメン組が躍動
• 鬼さんのハーフタイム2枚代え“また”的中
• またも5得点

メンバー

ミッドウィークの神戸戦から中3日。ただ2試合連続で会場は等々力なので中2日のアウェー遠征に比べれば有難い日程（感覚麻痺）。

前節からフィールドプレーヤーを半分入れ替えたメンバー。谷口彰悟のベンチ外は少し驚いたが代わりの山村は今季2度目目のスタメン。田中碧も久しぶりのスタメン復帰。大島、家長、三笘、小林悠等がベンチに控える贅沢さ。

結果

5-1の大勝。これでリーグ戦3連勝。この試合はシュート数15とそこまで多くないものの5得点。効率の良さが伺える。

この試合のターニングポイントはやはりハーフタイムの2枚代えだろう。ハーフタイムの2枚代えは今季何度か実施しており、これでギアが何段も上がる。この日も大島＆三笘の投入でギアを上げ、後半立ち上がり5分ちょっとで3点を奪い試合を決めた。

この2枚代えの1人に必ず抜擢されるのが三笘。この試合も投入後2分で左サイドを1人で打開してアシストを記録。本当に恐ろしい選手だと試合を重ねるごとに感じる。

MOM

5得点の攻撃陣にどうしても目が行きがちだがこの日の山村＆ジェジエウのCBコンビのパフォーマンスは凄かった。ジェジエウはドウグラス・ヴィエイラとレアンドロ・ペレイラの2人をまとめて相手して抑えていた。空中戦ではスラムダンクの桜木花道並みにジャンプを繰り返していて身体能力の高さを存分に見せつけていた。

ただこの日のMOMは山村にあげたい。守備ではほぼノーミスで1点を防ぐゴールカバーも見せた。攻撃ではミドルシュートを突き刺し攻撃センスの高さも見せつけた。このレベルの選手が5、6試合に一度しか出番が無く、普段はベンチにも入らないのは勿体ないと感じた。それだけ層が厚い訳だが。久しぶりの出場とは思えない出来だった。

久しぶりの出場といえば2ゴールをマークした田中碧もそのひとり。ここ数試合は守田にスタメンを奪われ、ベンチを温める試合が続いたが、この試合は久しぶりのスタメンで素晴らしいパフォーマンスを披露。美しい連携で決めた1点目、自身の特徴を遺憾無く発揮した2点目。どちらも素晴らしかった。アンカーもこなせる選手だが、やはり1列前の方が合っていると感じる。

まとめ

久しぶりにスタメンで出た選手も途中出場の選手も躍動していて良かった。普段から良い競争が出来ていることが伺えた。主力を休ませながら5得点なので上出来。この調子で再び連勝街道を突っ走りたい。