※東京ヴェルディを応援する人が書いています


基本情報

2022年3月13日 日曜日 14:00 正田醤油スタジアム群馬

天候:晴 気温:19.5

主審:佐藤 誠和 副審:数原 武志、金井 清一 第四審:竹田 和雄


J2第4節、アウェイの群馬戦。

1勝2分の勝点5、6位。得点も取れている、失点もセットプレー絡みのみ、なにより負けていないのがよき。対戦相手やチーム事情などを勘案してもまずまずの滑り出しができた中、迎えた第4節。相手の群馬は、1勝2分で同じ勝敗数ながら3試合で失点0とデータ上は堅守なことが見て取れる。一方、攻撃面ではシュートがリーグ21位、攻撃回数リーグ22位と低調のようなので、失点ダメ、ゼッタイで勝点を積み上げたい試合。なお今節は、「元浦和監督ダービー」。


対戦相手 スタメン

4節目にして3試合目のホームの試合と開幕からホームが多く戦えてるのは本当に羨ましい。ちょうどこちらはアウェイが3試合目となるので真逆な試合日程。違いが作れる選手である細貝が前節前半に怪我をしてしまう中(さらに我らのうっちーも怪我で離脱中ということでなかなか大変そうな状況)、前節からの変更は、その怪我の細貝に代わって田中。風間が中盤の底にスライドして田中がサイドという布陣。


フォーメーション図


スタメン

あれ。。スカッドが前節と一緒。なんか、どうした?怪我じゃないですよね?体力面がまだ不安とかかな。とりあえず、スタメンは1名変更。得点が取れて好調だった杉本に代わって小池がスタメンに。右ワイド小池、左新井という形に。


フォーメーション図


交代

58分 山越→加藤蓮

 加藤が左SBへ入り、深澤がやっと本職の右SBへ。大卒ルーキー加藤がJデビュー。


75分 佐藤凌→杉本、石浦→阿野、小池→バスケスバイロン

 佐藤凌に代わって杉本がトップへ。阿野とバスケスバイロンは石浦と小池のところにそのまま入る。(※ワイドの選手は実は50分台で交代する説、わずか3試合で終了)


88分 新井→河村

 交代した河村がトップに入り、杉本が左ワイドへ。


前節なぜか消極的で交代しなかったのに、今節は攻撃的な交代をバシバシと。何があった堀さん。。最後の交代は加藤弘堅で安定を求めてよかったのでは?


試合

基本スタッツ


ハンドやオフサイドと何度かゴールネットを揺らされて、勝ったもののなんか、うー-んという試合展開。群馬はさすがにここまで無失点なだけあって守備面は整理されていたように思う。ただドン引きでカテナチオというわけでもない中、攻撃面はあまり明確な形がみえず、前線に蹴ってみて、押し上げてセカンドを拾うのが基本線なのかなと推察。ただ、この戦術であれば、前線にスーパーな選手がいるか、スピードや高さなど一芸がないと厳しそうだなという印象。とはいえ、こちらが細かいミスをしてしまってて、なんやかんや両チームのプレーが噛みあった結果、見ている分には攻防含めて楽しい試合になってしまったなと。


パスソナー・パスネットワーク


パスネットワーク図を見ると、トップの佐藤凌が孤立し、右の小池にうまくボールが届いていない様子が見て取れる。左の新井にボールが集まっているところから、逆サイドという展開があまりなかったように思える。これは相手がしっかりと幅を取らせない配置をしていたことや新井が仕掛け切ってくれたので逆サイドまでいかなかったということもあるが、下図の時間帯別を見ると⑲小池の立ち位置が前半15-30、後半0-15には右SBの山越よりも後ろになってしまっており、前線でボールタッチがあまりできておらず、何かがおかしかったことがわかる。ここを選手交代(58分 山越→加藤蓮)で手当てし、深澤を右SBに置いて、後半15分以降の図ではきれいな形に戻っている。さらに75分の3人替えのタイミングで、流動的に梶川がアンカー、山本を一列前になっていたところを正式に配置変更したようで、結果山本のゴールに繋がったことからベンチ采配の妙が出た試合かなと。


時間帯別パスネットワーク図


得点・失点


▽80分 山本


最終ラインまで一度下げさせられて一旦作り直しの場面から、深澤が戻ってきて起点に。シンプルにサイドのバスケスバイロンへ。バスケスバイロンに相手のSBが吊られて上がったところを見逃さず裏へ。スペースに走り出してそのパスを受けた山本が、そのままドリブルで持ち出して、ポケットに切り込んでいって、二人また抜きシュートで、ゴールゲット。シュート打ってよ。。という場面がいくつかあった中で思い切って打ったら、ちゃんと入った。シュートは打たねばゴールにならず。もっと積極的に打っていこう。(↓ Jリーグさん、もうちょっと理仁の笑顔のサムネあったんじゃないの?)



そのほか雑感

▽加藤蓮のJデビューは、もう少し楽な場面で出場させてあげたかったが、もしかしたら開幕から出るかもと期待が高い選手だったようなので、すんなり入れたようで安心。本人談では「ミスが多くて」とのことではあるが、決定的なシュートもあり、全然及第点のプレーだったのではないかと。後は、新井含めた左ワイドの選手との関係性の向上が必須かと。悪い意味でなくヴェルディっぽくない雰囲気があるので、個人的には杉本との相性がよさそうな気がするので期待

▽群馬はボール保持時は後ろが3枚になるケースが多く、こちらは前2枚でプレスに行くので、噛みあっておらず、こちらがボール保持時は相手が後ろの4-4できっちりと立ち位置をキープするので、ハマっちゃったかなと

▽10分の失点したかのようなシーンでは、たまたまハンドがあったけど。どフリーだったので、普通にゴールされていた可能性がかなり高く、セットプレーとセットプレー崩れは注意。

※取り消し時の大槻監督の、VARないよ、とか、マッチコミッショナーに言って、などのそこはかとない各種言動が組長と呼ばれる所以なのか(違うか。。)

▽58分の被シュートシーンは、交代後の選手の配置を代えて少し立ち位置曖昧になって、パスミスになって、群馬に奪われて、これはやっちゃいけないプレーだったなと。高木和 先生がシュートストップしてくれたので事なきを得ましたが。。。

▽山越が交代した後のディフェンスラインが、深澤(23 大卒2年目)、馬場(20 ユース上がり2年目)、谷口(22 大卒ルーキー)、加藤蓮(22 大卒ルーキー)と相当若かった。けど不安はない。

▽山越が悪かったってことはないし、左SBでダメだったわけではないが、深澤の右SBはポジショニングやプレーの選択・関与が絶妙過ぎて、あー、これだよと。もはや替えの利かない選手になりつつあるな

▽佐藤凌は、2年目のジンクスか、ちょっと迷ってるのかな。決して悪いプレーではないので特に心配はしてないが、役割の部分でトラップや落としを意識するあまりに彼の良さが出てないのではないか。もっとシュート、ゴールを意識してエゴ出してもええんやで

▽恩返しマスターの小池ですが、次のチャンスが4月23日の千葉戦なので、もう恩返しとかいいから点取っちゃってください

▽両軍のGK似てません?

GKスタッツ - 櫛引 政敏 GKスタッツ - 高木和 徹

▽審判について

視野が狭く、ファールのコンタクトなど大事なプレーを見えていない感じで、全体的にふわふわしたジャッジ。副審などがきちんとフォローしてくれて本当に助かった。


次節

2022年3月20日 日曜日 14:00

vs FC町田ゼルビア 味の素スタジアム

 トウキョウクラシック だ!


出場停止:なし