こんにちは
私は大学の授業でファジアーノ岡山の試合観戦に行きました。
初めての観戦で見どころがありましたが今回は後半に注目して考察してみたいと思います。
<試合概要>
岡山:シュート12本、コーナーキック6本
C大阪:シュート14本、コーナーキック5本
パス成功率ファジアーノ岡山64.6%、C大阪79.8%(FootballLABを参考)
前半20分:ルカオのオウンゴールによりC大阪が先制
前半32分:佐藤龍之介がドリブルからのミドルシュートにより同点
後半10分:GKブローダーセンがレッドカードにより退場(C大阪が数的有利に)
後半18分:C大阪のラファエル・ハットンが追加点(決勝点となる)

<考察>
前半を1−1で折り返したファジアーノ岡山とセレッソ大阪の一戦。
スコア以上に互角に戦えていた前半でしたが、ある時を起点としてデータの流れが傾いていった。
Sportreriaのゴール期待値によれば、前半終了時点で岡山が 0.6付近、C大阪が 0.4付近。この時点では岡山の方が、より“決定的なシュート”を生み出していたことが分かる。
しかし、後半開始から試合の流れは徐々に変化していく。後半10分過ぎ、GKスベンド・ブローダーセンの退場。岡山は数的不利を背負い、守備ラインを下げざるを得なくなった。ここからC大阪のゴール期待値グラフは、急速に上昇。
対して岡山のラインはほぼ横ばい・・・つまり、「攻めても決定機には至らなかった」ことを意味している。
後半18分、C大阪のラファエル・ハットンが勝ち越し弾。
その直後のグラフ上では、C大阪の期待値が 終盤にかけて約1.4程度 に達している。一方の岡山は、終盤にかけても 0.80付近で停滞してしまう。
シュートは放っても、それがゴール期待値(=ゴールに至る確率)の高い場面にはなっていなかったのである。
数的劣勢の中で前線へ人数をかけられず、ミドルやサイドからの打開に頼らざるを得なかった。
結果、期待値の差が約0.60(C大阪:約1.40−岡山:約0.80)と開き、スコア同様に「内容でも僅差の敗戦」を示す結果となった。
後半に起きたゴール期待値の乖離は、単なる数字の差ではなく、
「構造の変化」——守備人数の減少、攻撃の厚みの低下、を意味している。
C大阪は試合の優位性を正確に読み取り、勝利へと結びつけた。
一方の岡山は、内容面で十分に戦えていただけに、この退場がもたらした流れの変化を痛感する結果となった。







コメント(1)
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りく
2025/10/24 23:14
初めてのブログ更新です!