2021 J2第22節 新潟 3-0 栃木 レビュー

後半戦のスターとなったJ2第22節、オリンピックによる中断までこの試合を含め2試合、次週の京都戦での必勝を期す新潟にとっては、是が非でも勝ちたい試合となった栃木戦をレビューします。

【総評】先発復帰選手が活躍し得点にからみ、3得点を奪い快勝となった。攻撃では持ち味のポゼッションサッカーが輝き、栃木のディフェンスを翻弄していた。守備でも無失点と良い流れで京都戦へつなげることができた試合であった。

【スタメン】

新潟は4名がスタメン変更に。谷口選手、星選手、ロメロ選手、そして怪我から復帰の福田選手となった。

栃木は古巣対戦となった矢野選手がスタメンに。

ここからは両チームの特徴についてまとめていきたいと思います。

【新潟】

1.サイドの使い方…栃木の守備が中央を固めてきたことにより、サイドバックのスペースが大きく空くことに。そのサイドバックのスペースを栃木センターバックがカバーに入らないため、スペースを上手く使って攻撃できた。1・2得点共にサイドのスペースを崩し、クロスから得点を奪うことができた。ヒートマップを見ても、谷口選手が左サイドに流れる回数が多く、サイドのスペースを使っていたことが見える。

2.落ち着いたボール回し（奪った後やビルドアップ）

前線からプレスに来る栃木に対して落ち着いてボールを繋ぐことができていた。パスの質や精度において新潟の技術が高く、攻撃面で栃木を圧倒していた。

ゴール期待値を見ても前半から圧倒していことが伺える。栃木にチャンスを作らせていないところも新潟にとっては良かったように思う。

【栃木】

1.縦パスを入れられていた…新潟のセンターバックやボランチからの縦パスが簡単に入っていた。もう少し間を閉める必要がある。

2.守備の対応…ボールを奪われた後、誰もボールにアプローチすることができず、前に運ばれたり守備が弱く、釣りだされて自分のマークがフリーになり失点するシーンがあった。

【感想】

・新潟は前節の試合では苦しい試合展開であったが、今回の試合では新潟らしい試合ができていたので良かったと思いました。

・最近の試合では中々結果が出ず勝利出来ていなかったが、今回は勝利できたのでまたここから連勝していってほしい。