前年度2位のガンバ大阪と14位のヴィッセル神戸の関西ダービー。ガンバは富士ゼロックスカップから宇佐美と昌子がスタメンに復帰。対する神戸はイニエスタ、新加入のセレソンリンコンを欠く中、東京Vから加入した井上が先発出場。

ゴール期待値パスソナー・パスネットワーク

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試合はスリートップのガンバに対してバックラインで数的優位を作る神戸がボールを握る展開。神戸はボールを支配するがトップの藤本までなかなかボールが回らず、フィニッシュまではいかない。ガンバもボールを奪ってもアンカーの山本に山口やサンペールが厳しくマークをしていてボールをつなげない。お互いチャンスを作れないまま前半は終わる。

神戸はハーフタイムに藤本に代えてドウグラスを投入。ドウグラスのポストプレーから徐々にゴールに迫る神戸に対して、ガンバも山本がフリーになる時間が増えて前半よりボールを握る時間がふえる。宇佐美がペナルティーエリアに侵入してシュートを打つなどガンバがゴールに迫るも前川のビックセーブなどでゴールは割れない。試合が動いたのは後半34分。山口からのガンバの裏へのパスに古橋が抜け出し、先制点を取る。ガンバも外国人選手を投入し、ゴールに迫るが一点が遠い。結局古橋の一点を守り切った神戸が開幕戦の関西ダービーを制した。


ピックアップ選手 ヴィッセル神戸 山口選手

 攻撃スタッツ - 山口 蛍 ヒートマップ - 山口 蛍守備スタッツ - 山口 蛍

フェルマーレンにつぐ73本のパスを成功し、パス成功率は90%。相手のスキを突き決勝点もアシスト。守備でも中盤は数的不利のなか、特に前半はガンバのキーマン山本にほとんど自由にボールを持たせなかった。山口がもっと相手ゴールに近い位置でボールを持てるようになるとさらにチャンスは増えるだろう。