金J、タイ選手ダービー、矛x矛対決、北海道コンサドーレ札幌クラブ創設25周年記念試合ということもあり、注目度の高い試合だったように思う。






試合を見た感想

札幌は足を吊る選手が多かったのはいつもよりも走らされてたからに見える。コンサドーレは走り負けてしまったようだ。菅野がビッグセーブ連発。前半はマルコスを抑えられて仕事させなかったのはよかった。コンサドーレ後半の強度がかなり落ちた。マリノスDFから一人ずつ剥がされたのもまずかった。マルコスには宮澤、エウベルには菅でうまく対応していた。

スタッツとゴール期待値

マリノスがボール支配し、走行距離、スプリント数ともにマリノスによって引き上げられたといえる。札幌の走行距離120 km、スプリント数210超えは今シーズン初だった。

マリノスは枠内シュートが多く、ゴール期待値が高いようなシュートを多く打てていた。

基本スタッツゴール期待値

フォーメーション図フォーメーション図

パスソナー・パスネットワーク

ボールを支配したマリノスは前線までパスをつなぐことができていた。

パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク

時間帯別パスネットワーク図

新しいデータ。誰が前に出て、そこまでパスをつなげようとしているのか、また、パスをする際の選手間の距離と位置が見られる。

札幌では、チャナティップにつなげるのか、金子につなげるのか、アンデルソンロペスにつなげるのかというのが見られる。マリノスは前線にいるエウベルにつなげるか、前田大然につなげるのか水沼につなげるのかが見て取れる。

時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図

エリア間パス

マリノスと比べると札幌はペナルティエリア内までパスで進入できなかったようだ。

エリア間パス図エリア間パス図

前田大然のスプリント数が極端に多い。この試合では札幌もスプリント数が多いが、チャナティップ、金子、菅が多かったようだ。

走行距離・スプリント回数走行距離・スプリント回数


ビッグセーブ連発した菅野。途中ボランチになったので中央の範囲でもボールタッチしている田中駿汰。中央よりでもプレーしている菅。自陣低い位置でのプレーになった福森。ボール奪取と前を向くいい動きだった高嶺。ドリブルでなかなか仕掛けられなかった金子。広範囲をカバーした宮澤。相手陣内の右よりでプレーしているアンデルソンロペス。キムミンテも広範囲でプレー。自陣でのプレーが増えたチャナティップ。斜めにゴールへ向かうように動いている駒井。

ペナルティエリア内でのボールタッチが見られたのは、菅4回、宮澤1回、アンデルソンロペス2回、キムミンテ1回、チャナティップ4回、駒井1回で合計13回だった

ヒートマップ - 菅野 孝憲ヒートマップ - 田中 駿汰ヒートマップ - 菅 大輝ヒートマップ - 福森 晃斗ヒートマップ - 高嶺 朋樹ヒートマップ - 金子 拓郎ヒートマップ - 宮澤 裕樹ヒートマップ - アンデルソン ロペスヒートマップ - キム ミンテヒートマップ - チャナティップヒートマップ - 駒井 善成

交代選手

短い時間でCKからのシュートがありペナルティエリア内でボールタッチが見られるジェイ、決めてほしかった。

ヒートマップ - ルーカス フェルナンデスヒートマップ - 荒野 拓馬ヒートマップ - ジェイ

ヒートマップ - 青木 亮太ヒートマップ - 岡村 大八


小池が上下動というよりはパスの起点のようになっている。マルコスジュニオールはセンターサークル付近でプレー。オナイウが中央よりも左寄りのハーフウェイライン付近でプレー。マリノスのペナルティエリア内でのボールタッチは合計19回だった。

ヒートマップ - オナイウ 阿道ヒートマップ - エウベルヒートマップ - 前田 大然ヒートマップ - マルコス ジュニオールヒートマップ - 小池 龍太

前節までの対戦成績

得点失点パターン

ショートパスからの得点がどちらも多い。PKの得点が札幌が多く、クロスからの得点がマリノスが多い。違いはドリブルからかロングパスからの得点だろうか。

失点では札幌はセットプレーからが多く、マリノスはセットプレーとクロスからが見られる。この試合で札幌はセットプレーからの得点が生まれ、ゴールのバリエーションが増えてきた。

得失点パターン得失点パターン

北海道コンサドーレ札幌 1 - 3 横浜F・マリノス 2021.4.16 19:00 Kick Off 北海道コンサドーレ札幌 2021マッチレポート https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=04&date=16

ボール支配率が高いとシュート数が少なくなるようだ。後半61-75では札幌34.6%対マリノス65.4%で、札幌のシュート3本、マリノスのシュート1本。後半の飲水タイムまであったチャンスを決めきりたかった札幌。

ミドルシュートが多くなった札幌だが、枠内に行っており、惜しいシュートが多かった。マリノスはペナルティエリア内からのシュートが多い。チャンスビルディングポイントではトップは攻撃はエウベル、パスはチャナティップ、守備は福森。福森は攻撃だけでなく、相手パスのインターセプトで大ピンチを防ぐのも目立った。ペナルティエリア内でのシュートは札幌8回、マリノス9回。

チャンス構築率では札幌が上回っていたようだ。

札幌「28選手の最新市場価格ランク」 2.1億円の“タイの至宝”など7人が“億超え”評価 2021.02.25 

■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)

選手市場価格総額:17億3037万5000円

チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)

https://www.football-zone.net/archives/309706

総市場価値15位(/57)

横浜FM「29選手の最新市場価格ランク」 合計3.3億円のFWコンビ流出も…12人が“億超え” 2021.03.02 https://www.football-zone.net/archives/310470

■横浜F・マリノス(昨季9位/14勝5分15敗)

選手市場価格総額:24億9555万円

チーム内最高額選手:仲川輝人(2億5400万円)

総市場価値3位(/57)

ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」https://www.transfermarkt.jp/