福森からジェイに当てて、落としたところにアンデルソンロペスがシュートして先制点。福森のCKからジェイが競り合って、こぼれたところを金子が拾い、コースを狙った外から巻いたミドルシュートし追加点。ジェイを警戒してか競り合いでは清水の選手が4人集まっていたが、ゾーンで守っていたところからボールに競りに行ったためだろうか。結果論になるが2人で挟むなどであれば、もしかするとセカンドボールを拾えたもしくはシュートブロックできたのではと思った。駒井がサイドでプレーし、上下動よりも起点に?前半はどちらのチームも落ち着いた(抑えた?)試合で進み、後半開始でコンサドーレは一気に畳みかけたように感じた。小柏は前半スプリント数8回だったのも前半ボールを保持したので抑えたように見えた。高嶺から小柏への裏を狙ったパスとそれに反応した小柏もいいプレーだった。

15節ベストイレブンにコンサドーレの選手が入った。金子、菅野、ジェイ

シュート数などで上回り、ボール保持する札幌だった。スプリント数で札幌がエスパルスに比べて34本も少ない。

基本スタッツゴール期待値

札幌はジェイがスタメンに復帰し、駒井が左サイドに入った。エスパルスが中央を固めてくる対策で駒井を左サイドに配置し、サイドでボール保持を狙っただろうか。

フォーメーション図フォーメーション図

パスソナー・パスネットワーク

札幌ではパスが多いのは宮澤と高嶺、福森であり、成功したパス本数で見ると駒井が左サイドにいるのでパスも左サイドが多くなっている。深井は左右へのパスが多いのが目立つ。前線では小柏へパスが収束傾向に見え、ジェイからの落としでアンデルソンロペスという傾向もある。エスパルスは右サイドでパスが多く回ったようだ。

パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク

時間帯別パスネットワーク図

札幌は左サイドでパスをつなぎ右サイドで高い位置を取って金子もしくは田中駿汰につないでいくというパターンが多かったようだ。エスパルスは前半15-30分でレーンごとに縦のパスしかみられないのは珍しいのではないかと思う。後半0-15分でも左右でパスがつながっていない。

時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図

エリア間パス

札幌は自陣左サイドと中央のパス交換が多く見られ、相手陣内に近づくにつれ中央のパスはつながりにくいのでサイドでのパスが多くなる。左サイドから裏へのパスがペナルティエリア内につながっており小柏の裏への効果に見える。エスパルスは右サイドでの前方への縦パスが多くみられるが、ペナルティエリア内へのパスが見られず、アタッキングサードへのパスもほとんどない。

エリア間パス図エリア間パス図

走行距離・スプリント

小柏と金子のスプリント数が目立つ札幌、ほかの選手はスプリント数が10回程度とかなり少ない。エスパルスはカルリーニョスジュニオのスプリント数が多かった。

走行距離・スプリント回数走行距離・スプリント回数

ヒートアップ

札幌

菅野がペナルティエリア外にでてきてボールタッチをしているシーンが多い

ヒートマップ - 菅野 孝憲

サイドの高い位置にいる田中駿汰、宮澤は右サイドよりでプレーし、高嶺が左サイドよりでプレーしているので、左SB福森、右SB田中駿汰、右CB宮澤、左CB高嶺のような配置になっているが、これはボール支配率が高かったので、ビルドアップの形を反映していると思われる。

ヒートマップ - 田中 駿汰ヒートマップ - 福森 晃斗ヒートマップ - 宮澤 裕樹ヒートマップ - 高嶺 朋樹

左サイド高い位置でプレーしている駒井と金子。中央は深井がほとんどをカバー。

ヒートマップ - 駒井 善成ヒートマップ - 金子 拓郎ヒートマップ - 深井 一希

小柏が左、アンデルソンロペスが右に位置し、逆足になるので、ゴールに向かうようなヒートマップに。

ヒートマップ - アンデルソン ロペスヒートマップ - 小柏 剛ヒートマップ - ジェイ

交代選手

左寄りのヒートマップになっているので、エスパルスの右からの攻撃に対応したように思える。

ヒートマップ - ルーカス フェルナンデスヒートマップ - 岡村 大八

ヒートマップ - 青木 亮太ヒートマップ - 荒野 拓馬ヒートマップ - キム ミンテ

エスパルス

ヴァウド、カルリーニョスジュニオが速かった。

ヒートマップ - ヴァウドヒートマップ - カルリーニョス ジュニオ

対戦成績

負け越していたコンサドーレ、この試合でタイに持ち込んだ。過去の試合では点数が入ることが多いが、この試合では2点と少なめ?な結果だった。

前節までの対戦成績

セットプレー、ショートパス、ドリブルからの得点が多いコンサドーレ。クロスからの得点が多いエスパルス、失点はセットプレーとクロスが多く、スルーパスが見られる。

得失点パターン得失点パターン

北海道コンサドーレ札幌 2021マッチレポート 北海道コンサドーレ札幌 2 - 0 清水エスパルス 2021.5.22 14:00 Kick Off札幌ドーム 天気屋内気温21.8℃芝全面良芝/観客数3,334人https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2021&month=05&date=22

タイムライン

コンサドーレの最高ボール支配率は後半46-60分の79%でシュート3本2ゴール。ボール支配率が高いとシュートが打てない傾向は消えたようだ。

シュート

コンサドーレはペナルティエリア外が4本、中が7本。エスパルスはペナルティエリア外が6本、中が4本で左寄りのシュートが多いがこれは右寄りの攻撃が多かった影響と思われる。チャンスビルディングポイント

セーブ以外はコンサドーレが上回った

チャンスビルディングポイントCBP、個人

攻撃、パスで高嶺がトップ、守備ではヴァウドがトップ。どの項目でもコンサドーレの選手が上位にきていた。驚いたのはジェイが奪取でトップだった。

スタッツ

コンサドーレはスローインが100%だった。エスパルスは走行距離・スプリントが上回り、攻撃回数、チャンス構築率もほぼ変わらない結果だった。30mライン進入、ペナルティエリア進入の回数では下回り、差が大きい。

札幌「28選手の最新市場価格ランク」 2.1億円の“タイの至宝”など7人が“億超え”評価 2021.02.25 

■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)

選手市場価格総額:17億3037万5000円

チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)https://www.football-zone.net/archives/309706

総市場価値15位(/57)


清水「31選手の最新市場価格ランク」 低迷脱却へ…総額“8億円超”の補強で戦力刷新

2021.03.03

■清水エスパルス(昨季16位/7勝7分20敗)

選手市場価格総額:22億2059.5万円

チーム内最高額選手:カルリーニョス・ジュニオ(2億5400万円) https://www.football-zone.net/archives/310710

総市場価値8位(/57)

ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」https://www.transfermarkt.jp/