ミシャが4バックを使ってくるとは思わなかった。

スタッツを見るとコンサドーレのほうが良い試合だったように見えるが、ゴール期待値では浦和のほうが上回っている。

スプリント回数では浦和が18回ほど多い、走行距離では浦和が0.9 kmほど多いがほぼ変わらない。

基本スタッツ走行距離・スプリント回数走行距離・スプリント回数


ゴール期待値では

前半は浦和はほぼシュートを打てなかったが、後半から浦和が上回っており、枠内シュートも多かったコンサドーレは0.8しか積み上げられなかった。シュートは打たれたものの浦和のほうが試合をうまくコントロールしたのかもしれない。

ゴール期待値

パスソナー・パスネットワーク

浦和

岩尾にボールを集めてそこからのパスが最も多く、さらに前方へのパスが多い。小泉もパスが多く、左サイドでのパスが多かったようだ。

GKでは前方のロングキックが多く、右方向ロングキックが左よりも多い。ヒートマップを見るとハーフウェイライン付近にいる酒井宏樹をビルドアップの出口、攻撃の起点にしているようだ。

コンサドーレ

4バックで、高嶺が左のCBに入って、菅が左SBの4141、4321シャビエルがワントップだが、0トップ気味だと思われる。田中駿汰が偽SBのように内側に入ることもあり、攻撃を組み立ててていた。

パスソナー・パスネットワークヒートマップ - 酒井 宏樹パスソナー・パスネットワーク


時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図


浦和は左サイドでの自陣のパスが多く、攻撃ではバイタルエリア(ゾーン14)にボールを集め、ペナルティエリアに左ハーフレーンに進入するパスが見られる。

コンサドーレはピッチ全体でパスが見られ、左のハーフレーンへの進入が多く、右のハーフレーンへの進入さらにそこから左方向へのパスが見られる。浦和よりもペナルティエリア進入が多くみられる。

エリア間パス図エリア間パス図

浦和の自陣でのボールロストが多くみられる。コンサドーレはディフェンシブサード付近ではボールロストがほぼなく、危険なプレーは少なかったようだ。

ボールロスト位置ボールロスト位置

個人スタッツ


酒井宏樹は最多クロス4、小泉ラストパス最多3であり、危険だった。

交代で27分のプレー時間だが、ラストパス3クロス1シュート1の松尾はパフォーマンスはすばらしい。

攻撃スタッツ - 酒井 宏樹攻撃スタッツ - 小泉 佳穂攻撃スタッツ - 松尾 佑介

両サイドの攻撃力と中央で活躍した青木。シュート数3人で10本、クロス、ラストパスも多い。

攻撃スタッツ - ルーカス フェルナンデス攻撃スタッツ - 金子 拓郎攻撃スタッツ - 青木 亮太

DFだけじゃなく、小泉も守備のスタッツが多い。

守備スタッツ - 酒井 宏樹守備スタッツ - 伊藤 敦樹

守備スタッツ - 岩波 拓也守備スタッツ - アレクサンダー ショルツ守備スタッツ - 小泉 佳穂

浦和ツートップを同数で守るコンサドーレ、高嶺、岡村大八

守備トップは田中駿汰で、タックル2、クリア5、ブロック1、こぼれ球奪取6と飛びぬけている。

守備スタッツ - 高嶺 朋樹守備スタッツ - 岡村 大八守備スタッツ - 菅 大輝守備スタッツ - 田中 駿汰

前線のルーカス、青木も守備スタッツが多く、自陣中央を横方向でプレーしていた荒野はフィルター役になれていたようだ。

守備スタッツ - ルーカス フェルナンデス守備スタッツ - 青木 亮太守備スタッツ - 荒野 拓馬


西川はパントキックがうまいイメージがあるのでペナルティエリア外でビルドアップのキックが多いのかと思っていたが、ペナルティエリアからでていない。菅野はボランチのような位置まで出て行っている。

GKスタッツ - 西川 周作GKスタッツ - 菅野 孝憲ヒートマップ - 西川 周作ヒートマップ - 菅野 孝憲



ショルツは左自陣ペナルティエリア角と想像よりも左寄りにいて、さらに自陣中央、左の敵陣エリアでプレーしている。守備時と攻撃時にいるポジションと思われるが、あまり見たことない形のヒートマップ

酒井宏樹は右サイドハーフウェイライン付近を中心に上下動

岩波はペナルティエリアを中心にプレー、岩尾は自陣左サイドを中心にプレー

ユンカー、リンセンは右サイドでのプレーが多く、ペナルティエリアでのボールタッチがそれぞれ6と5と進入ができている。

後ろの選手は左サイドでのプレーが多く、FWは右でのプレーが多かった。

ヒートマップ - アレクサンダー ショルツヒートマップ - 酒井 宏樹ヒートマップ - 岩波 拓也ヒートマップ - 岩尾 憲

ヒートマップ - キャスパー ユンカーヒートマップ - ブライアン リンセン


4バックにすると縦方向にヒートマップがのびるようだ。両SBは相手陣内でもプレーできているが田中駿汰は相手陣内のより高い位置で多くプレーしている。

ヒートマップ - 菅 大輝ヒートマップ - 高嶺 朋樹ヒートマップ - 岡村 大八ヒートマップ - 田中 駿汰

両ウイングのルーカス、金子はペナルティエリア角付近で多くプレーできているので、攻撃は高い位置でできていると思われる。

ヒートマップ - ルーカス フェルナンデスヒートマップ - 金子 拓郎

青木が中央で縦横無尽に活躍し、シャビエル、小柏、は右よりでプレーしていたようだ。

荒野はハーフウェイライン付近で横方向にプレーし、後ろと前線をつなぐ役割をしていたようだ。

ヒートマップ - 青木 亮太ヒートマップ - ガブリエル シャビエルヒートマップ - 小柏 剛ヒートマップ - 荒野 拓馬


北海道コンサドーレ札幌 2022マッチレポート | 10月12日 vs 浦和 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB https://www.football-lab.jp/sapp/report/?year=2022&month=10&date=12 #footballlab


浦和の守備は前半、後半ともに左サイドでのプレーが多く、後半は自陣中央でのプレーが増えている。


ペナルティエリア内でシュートを多く打てている浦和

左からのシュートが多く、ミドルシュートも多いコンサドーレ

30mライン進入はコンサドーレが圧倒しているが、ペナルティエリア進入では16と20で差は大きくはない。浦和はシュート位置も含めて考えるとペナルティエリア内での守備がよかったのかもしれない。