戸田さん解説ということで視聴。

前回自分が視聴した試合は負けている(川崎は第9節vs横浜FM(●2-4)

浦和は第2節vsG大阪(●0-1))両チームということもあり、どのような修正がなされたかが気になる一戦となった。


前節までの対戦成績


試合を観ていない方はハイライトをご覧下さい。



結果は2-1で川崎の勝利。

苦しい展開ながらもしっかり勝ち切るあたり試合巧者な一面を見せられた。


基本スタッツゴール期待値


①浦和が勝ちきれない理由

浦和は前節と同様、前半はゲームを支配出来ているのに後半にはガラッと変わって失速してしまうのが気になった。


1つは相手チームがHTにする修正に上手く対応できていないのが要因だろう。

前節のG大阪戦では片野坂監督の修正(詳しくはここをクリック)に対応できず、今節では後半から逆サイドへの展開を駆使して幅を有効活用できるようになった川崎に対応することが出来なかった。


そしてもう1つの要因は距離感が遠くなっていくことである。

縦パスを受けた味方へのサポートの距離や相手ボールホルダーに対する間合いが少しずつズレていく。

下図を見ると、前半はコンパクトな陣形を保っているものの後半になると少しずつ間延びしてしまっているのが分かると思う。


時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図



強度の高いプレス・江坂を中心としたクリエイティブな崩しなど良い場面はたくさん見受けられるだけに、選手交代等を駆使して上記を修正することさえ出来れば自然と勝ち点3は付いてくるだろう。


②セットプレーという光

ただ、そんな浦和だがセットプレーには光るものが見受けられた。

今節でもデザインされたセットプレーから再三チャンスを作り出していた。


得失点パターン得失点パターン


この記事を読んで知ったが、今期から加わった2人によって大きく変化したようである。

「得点の3分の1はセットプレー」と言われるほど得点に占める割合は大きいだけに、さらに磨きをかければ大きな武器となることは間違いない。