こんばんは。onoです。


10月14日(水)にデンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟v.アビスパ福岡の一戦を振り返ります。試合から1ヵ月近くが経過した今だからこその雑感です。


得点memo

14' 福岡 ドウグラス グローリCKから

64' 新潟 本間 至恩 CKから

71' 福岡 福満 隆貴 カウンターから


どちらに転んでもおかしくないような試合は上位に転ぶ…

ともにCKから1点ずつ。カウンターからの決定機も双方に訪れました。新潟は決め切れず、福岡は決め切った。第19節の徳島ヴォルティス戦では紙一重なようで大きい差を感じましたが、この試合ではより薄い紙一重ながらも大きな差を感じた…といった感覚です。

第24節のFC町田ゼルビア戦、第25節の京都サンガF.C.戦で見せた攻撃面の好感触は残っていて、それ以前に比べると気持ちよく攻め込んでいたように見えます。でも、福岡の守備は堅かった。とりわけ、1ゴールと結果を残したものの、本間至恩選手が得意とする左サイドからの突破は見事に封じられました。本間選手がサイドに張り、早川史哉選手がインサイドにポジションをとる形で臨んでいましたが、後半は荻原拓也選手を左サイドが張り出し、本間選手がインサイドに入る…といったように関係性の転換を強いられています。福岡はほとんどの局面で数的優位を作っていましたし、1対1に強かったです。

中でも、増山朝陽選手の攻守における「強さ、堅さ」は際立っていました。この試合、個人のタックル数は舞行龍ジェームズ選手と並んで最多の4回。その全てを成功(マイボールにしている)させています。加えて、力強くボールを運んでから決勝ゴールをアシスト。特徴が存分に出ていたように見えます。守備スタッツ - 増山 朝陽

11月9日現在、新潟は4位。残り10試合で2位の福岡との勝点差は10です。新潟にとっては最後の敗北となっていますが、3連勝で迎えたこの試合での敗戦がいかに痛かったか。この試合もまた分岐点でした。