完敗。

町田戦に続き、今季2度目のホームでの全く歯が立たなかった試合。


基本スタッツ


端的に言うなら、メンバー選考ミス。

つまり采配ミス。

水曜日の札幌戦は、最初の10分は走れたものの、

この試合は、キックオフの瞬間から全く走れない。

ポステコグルーのアタッキングフットボールを目指すなら、

走行距離もスプリント回数も相手より上回らないといけないのに、

それすらできない。

選手のクオリティの差は歴然で、

神戸は、適当に蹴ったロングボールを大迫、武藤、パトリッキでおさめて、ゴール前まで迫る。

この3選手に対して、デュアルでほとんど勝てないDF陣では勝負にならない。


選手の運動量が少ない上に、パススピードが遅いから、

GK、DFから前に進めない。

中を固められているから外回りになるのは仕方ないとしても、斜めの動き、スペースへのスルーパス、浮き球でのパス、などの工夫が全く無い。


とにかくちゃんと練習してほしい。

スローインは、全く練習していないのが見え見えで、

ほとんどのボールはアンロペがターゲット。

それ以外のスローインはほとんどロスト。

運動量が少ないからスロワーが投げるところがない。

自陣でのマイボールスローインがそのままピンチになる。


セットプレーもおそらく練習していない。

トリックプレーもなければ、ニア、ファーの蹴り分けもない。

いつも、GKが出にくい真ん中あたりに蹴って、今回は幸運にもゲットゴール。

そんなのたまたま。


ケヴィンのシティ戦以降、

いかに相手選手を飛ばすパスが出せるか、ということにフォーカスしすぎて、

攻撃が、エドゥアルドからブラジル人ウイングへのロングボール一辺倒になり、

キューウェルになって、

できるだけ決められたポジションから動かずにボールを前に運ぶか、を狙いすぎて、

運動量が落ちて、

西村やマルコスのような相手のポジショニングをずらすような選手を放出し、

攻撃はブラジル人トリオにお任せになって、そのブラジル人たちも、

研究されて、年令を重ねて、どうしても、パフォーマンスは相対的に落ちてくる、

という状況で、

まあ、今年の残りは、立て直しなんだろうな、と思うけれども、それならば、勇気を持っていろんな選手を試すべきで、なかなかいろいろとチグハグだし、我慢のシーズンだろうなあ、と。


特に、GKとCBのパフォーマンスはとりわけ低く、

ベテランの飯倉はリズムを作るよりも、パスミスで推進力を削ぎ、

CBのふたりは、水準に達してない。


GKは誰が出ても低調なパフォーマンスで、シゲさんを持ってしても、ここまで苦労するのか、というクオリティ。

早く、畠中槙之輔帰ってこないかなあ・・・