2024 J2第4節 清水 2-0 大分 最速レビュー

前節から。

いや開幕からの課題をしっかりっとクリアできてた試合だった。

派手さはないけど素晴らしい完封なゲームだった。

今日は松崎に変わりブラガが初スタメン。

原の代役は吉田になった。

右CBにはジェラが入る布陣となった。

大分は前半からかなりハイプレスで来るかな？と思いきやそこまでかけてこない感じ。

なので後ろの繋ぎはボランチ含めてある程度ゆとりを持ってビルドアップができていたかなと思う。

2節で少しはめられかけていたジェラも今日はミスもなく非常に安定。

宮本、亮太郎と両CBの立ち位置もだいぶ整理されて良い距離感になってきてると思う。

本日の注目は初スタメンのルーカスブラガ。

結論から言うと次もスタメンで。という感想だった。

序盤こそ少しポジショニングや立ち位置が掴めずに大丈夫か？と言う感じだったが、

守備へのアクションは非常に早く時より見せるドリブル突破は面白さを感じた。

独特なプレー感を持ってるというか少し不思議な感じがするがやることはしっかりとやれるし

非常に良いプレーヤーだと思う。

個人的にルーカスブラガが入ったことによるメリット2つを挙げてみようと思う。

ロングボールのターゲットにできる

今日は権ちゃん含めブラガにボールを蹴るシーンが結構あったが空中戦の勝率はほぼ勝ちだった。

前節で押し込まれた時の敵陣回復ができないと指摘をしたけどルーカスがしっかりとその課題をクリアしてくれた。

左サイドバックの選手でブラガを上回る選手は今後もそこまで出てこないだろうし、

ここに蹴れるというのは今後エスパルスの武器になると思う。

最近の航也のヒートマップも右寄りというか相手のCBとボランチの脇あたりをフラフラしてるのでセカンドボールも回収しやすい。

近くでボールリカバリ沢山していた豊さんと圧倒的みやもん。ここにもブラガの貢献度が見える。

ポジションもずれにくいので勝手にカウンター対策にもなる。

めちゃくちゃでかいことだと思う。

守備(特にハイプレス)の際に我慢と整理ができる

意図的にやっているのかたまたまなのかここがちょっとまだ分からないが、

ブラガの守備がまるでエイバルの時の乾のような感じ。

CBとSBとボランチの中間ポジションを取ることができる。

しかも結構ボランチ脇の絶妙な位置にいるのでさらに連携深まれば縦誘導だけさせて右は対人強い原や豊でほぼ完封できる。

おそらく何度も周りをチラ見して都度ポジション修正もしていたのでこれは彼が持ってる守備能力と評価しても良いと思ってる。

これは攻撃の時にも役立っててブラガは結構フリーな位置でボール受けれていた。

(まだ連携不足もあり多少時間かかったりで相手に寄せられてたけど)

このフリーな状態をいち早く見つけ出しブラガにガンガン仕掛けさせることができればもっと面白いことになるんじゃ無いかと思う。

あとは乾と航也がハメに行く時もついていかずにしっかりと我慢してSBを見れる位置にポジション取ってビタ留めできていたのでこれもよかったと思う。

今日は幾度かハマるシーンが多かったけどこれブラガのおかげじゃね？と思ったり。

あとは中目のポジションを好むことと周りもしっかり使えるってところでそれこそ北爪とかとの相性も良さそう。

決して器用なタイプではないけど不思議な感じが良いアクセントとなるプレーヤーだなと感じた。

あと守備面では亮太郎の存在が本当に大きいと思う。

ここぞという時の潰しももちろんなんだがあれだけハイボール競り合って勝ってマイボールにできるってのは本当にありがたい。

とにかく今日の亮太郎は前方へのパスの成功率がかなり高かったのも大きかった。

こうなると乾が下がってというか乾への負担が格段に減るなぁと感じた。

今日の乾のマップ。

ミドルサードとアタッキングサードの間くらいでほとんど受けることが多かった。

前節のようにミドルサード以下で乾がボール受けてる時はダメな時だなぁと１つの指標になりそう。

- 支配するデンジャラスゾーン -

そして今日はまさにジェラが危険なところ全て支配して守ってくれていた。

個人的にはMVPかも。

対人で負けなし、空中戦も相手が相手だったとはいえ確実に迎撃して相手の攻撃の目をしっかり潰していた。

身体能力任せのプレーだけではなく読みもしっかりしていたし、毎節これくらいやってくれれば清水の後ろは安泰になるだろう。笑

少し今祐治が不安定なところもあるのでしばらくは蓮川とジェラこの2人で良いと思う。

今日はこんな感じで上手く行ってたことが多いせいか逆に感想が少ないかも笑

パスソナー等見ても前回のような最終ラインとPA付近の横パスも減って非常に効率良いというか綺麗な図になってる。

パスソナー

パスネットワーク

エリア間のパス

前節と比べると図がめちゃくちゃシンプルだけどこのシンプルさこそが効率よく攻撃ができていて

秋葉さんの求める縦に早く鋭いサッカーの図だと思う。

無論今日は相手の相性も良かったとうか良くも悪くも大分はシンプルなオーソドックスな感じのサッカーだったので逆にやりやすかったのかなと思う。

ただここから連戦という中で今日の試合でいい形を作れたことに意味があると思う。

おそらく選手たちも今日の試合には手応えを感じてると思う。

てな感じで今日は内容良すぎてあんまり気になるところが少なかった試合だった。

あとは後半から入った白崎。やっぱいると安心するなと思う。

試合の締めで祐治も含めてこの2人が出てくると改めて気が引き締まるし

それこそアディショナル(試合終盤)の失点癖を無くしていく良い形というか流れができてくると思う。

当然彼らにもスタメンで出て欲しい気持ちもあるからそこは難しいけど、

宮本筆頭に昨年悔しい思いをした選手が活躍してるorファーストチョイスになってるのは非常に良いことだと思う。

そんな感じで今日はあんまりツッコミどころが無かったけど逆にそれが秋葉サッカーの真骨頂なんじゃ無いかと思ったり。

交代タイミングや劣勢の時間の修正何かは本当に現場の問題だと思うのでそこも含めてまだまだこれからに期待って感じですね。

千葉戦も勝ちましょう！

- 追記-

カルちゃんは今日も結構ビタ留めさせられちゃってた。

右のブラガとは違い山原も果敢に攻撃参加する左はそれこそタスクが多いのもある。

ただカルちゃんが留められてるせいで山原が今年は無双できてるって思う。

今日は得意の斜め45°コースに入る回数も多かったし相手のファインセーブ含めて惜しいのも多かったので時間の問題だと思う。

というか別にカルの貢献度は点取るだけじゃ無いしマーク引きつけてるのももちろん。

やっぱ守備での貢献がでかすぎるから下手に数字にこだわらなくて個人的には良いかなと思ってる。

なので個人的には心配してないかな....