2020シーズン、川崎Fは記録的な連勝を達成した。しかも2回。これを比較したら面白いことが分かるかもしれない。ということで比較してみました。

1回目 7/4~8/19 10連勝

2回目 8/29~10/31 12連勝

データはFootball LAB(https://www.football-lab.jp/)さんから借用しました。


得点は減少した。


失点は減少した。


攻撃CBPは上がった。


パスCBPも上がった。


クロスCBPも上がった。


ドリブルCBPも上がった。


シュートCBPも上がった。ここまでの攻撃CBPは全て上がっている。


ゴールCBPは下がった。攻撃CBPが上がっても、得点が減少した原因はこの辺にあるのだろう。


ここからは守備P。奪取Pは上がった。


守備Pも上がった。


セーブPも上がった。守備Pが上がったことにより失点が0.9から0.67に減少した。守備が強固になった。


ゴール期待値が上がった。攻撃CBPがあがったことによりゴール期待値が上がったのだろう。しかし得点は3.4から2.8に減少した。どこかに原因があると思われる。


シュート数は増えた。攻撃CBPがあがったことによりシュート数も増えた。


枠内シュート数は減少した。攻撃CBPが上がり、ゴール期待値が上がっても、得点が減ったのは枠内シュートの減少が影響しているのだろう。シュートの正確さが下がったとか相手守備力があがったとかが考えられる。


PKによるシュート数が増えた。


パス数が増えた。1試合当たり約20本増えた。


クロス数が増えた。


直接FK数が減った。


間接FK数が減った。


CK(コーナーキック)数が減った。


スローイン数が減った。


ドリブル数が増えた。


タックル数が増えた。


クリア数が増えた。


インターセプト数が減った。


オフサイド数が減った。


警告数が減った。


30mライン進入数が減った。


ペナルティエリア進入数が増えた。


総走行距離はほぼ変わらず。10mほど伸びた。一人当たり1mくらい。


スプリント数は増えた。


攻撃回数は増えた。


チャンス構築率は上がった。


ボール支配率は上がった。


得点は3.4から2.8へ下がったが、下位項目を見ていくと攻撃力は増している。川崎Fに原因求めるなら、決定力が落ちたとかシュートの正確性が落ちた(枠内シュートの減少)とかが考えられる。相手チームに原因を求めるなら、川崎Fを研究し成果が出たとか(成果の下位項目は割愛)が考えられる。

失点は0.9から0.67へ減少した。単純に言えば守備力が上がったのだろう。

10連勝時 川崎F 3.4-0.9 相手 圧勝

12連勝時 川崎F 2.8-0.67 相手 差が縮まっているが完勝

10連勝時と比較すると、12連勝の方が厳しい戦いだったと思う。そこを乗り越えたのは守備力が向上したことが第一の要因だと思う。守備力向上が安定した戦いを作り上げたと思う。


全ての項目に対して有意差があるかどうかt検定を行った。唯一有意差が認められたのはタックルである。5%水準で有意差が認められた。他の項目は統計学的には誤差の範囲内であった。

t検定をやりましたが、10連勝や12連勝、個々の試合結果やその内容は全て川崎F固有のもので、標本として処理するのではなく母集団として処理する方が適切かな、とも感じました。


いずれにしても、2回目の連勝である12連勝の方が厳しい戦いであったことは間違いなく、そうした中で12連勝の記録を作った川崎Fはスゴイ。