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スタメンとフォーメーションと前書きと


昨年2位の横浜F・マリノス。

昨年のチーム得点王・前田大然はセルティックへ、CBで2019のリーグ優勝を支えたチアゴ・マルチンスはおそらくMLSのNYFCへの移籍。

それ以外にもリーグ優勝時のスタメンから、扇原貴宏(→神戸)・ティーラトン(ブリーラム・U)とチームを去った。


ただ補強診断的なものでネガティブな評価は受けていないのは、前田の穴は札幌から中国・武漢を経由し日本に帰ってきたアンデルソン・ロペス、CBもチアゴの移籍発表や否や、鳥栖からエドゥワルドをすぐに獲得した。

それ以外にも鹿島からDFの永戸勝也、仙台から西村拓真と、実力ある選手を獲ってきた。


前指揮官アンジェ・ポステコグルーのセルティック引き抜きから継いだスコット・マスカットの2年目は、アジアの舞台もあるが、おそらくチーム最大の目標は同じ神奈川・川崎からの王者奪還だろう。

ピースとしては不足なしと言える。


そんなマリノスのフォーメーションは昨年からの継続の[4-2-3-1]。CBには昨年の左ハムストリング損傷から畠中慎之輔が帰ってきた。

フォーメーション図




一方のアウェイチーム・セレッソ大阪。

オフは放出人数こそ多かったが、スタメンクラスの放出はほぼなく、加入ではマテイ・ヨニッチがカムバック、左SBには浦和から山中亮輔が加入するなど、こちらも悪くないオフを過ごしたと言えそうである。


昨年はレヴィー・クルピの解任や、ルヴァンカップでの苦杯など、何かパッとしなかったセレッソ。

今年は何かしらの成果が欲しい年になる。

セレッソも昨年からの継続で[4-4-2]。昨シーズン最終節からは故障者の復帰もあり、半分が入れ替わったラインアップとなった。


フォーメーション図




15分で固まった構図、中盤ラインを崩すには?

事前の予想通り、マリノス保持・セレッソがブロックという形式で序盤の15分までが経過していった。


マリノスはセレッソの4-4-2のブロックに対し、外回りでボールを回し、右の大外レーン・ペナルティエリア外からの水沼のクロスという形を切り口として攻めていった。


セレッソの4-4-2のブロックは、前2枚(メンデス・加藤)は2CBではなく、基本相手の2CH(喜田・渡辺)へのケア。

SHは広がりすぎず横幅を締め、相手CBから縦への球出しを切り、相手のWGに渡れば、SBと2対1で奪いに行く、といった感じだった。


中央を狭め、外へ逃がす。

セレッソからすれば、マリノスがビルドアップでアンカーの位置に2枚立たせているので、大外レーンの水沼・仲川までくれば受けに走るマルコスとレオセアラの2枚を奥埜と原川の2CH、最悪CBが警戒すれば数的には足りるので問題ない。

仲川・水沼まで来ても、SB +SHの2vs1でOKという感じで、ボールロストから8分レオセオラ・10分マルコスミドルとピンチを招いたが、持たれてる分には危ないシーンはないよねという形で進んでいった。




そんなモヤモヤした感じのマリノスは、最初の15分の終了を境にビルドアップの形を変更する。

後ろのビルドアップに6枚もいらないと見て、喜田or小池を位置を上げ、相手の中盤4ラインを動かす形へとシフトしていく。

27分、左CB畠中の持ち上がりからHSで受けた小池。相手CB進藤も引っ張られ、裏を取ったレオセオラからクロスも繋がらず。

この辺りからマリノスの左サイド狙いの形が多くなっていったように感じる。


(↑27分のマリノスのビルドアップ。これまで定位置にいたところから、小池がインナーラップで受け、レオセオラへ。この試合初めてポケットを突いた)



32分は喜田の動きから。

岩田から右SB松原に渡ったタイミングで喜田が右大外レーンまで移動する。出かけに来た奥埜を引っ張り、渡辺からハーフスペースで空いたマルコスへ。

マルコスからもダイレクトで裏を取った水沼、クロスでレオセオラ→仲川と流れ、惜しくもゴールとはならなかった。



マリノスが徐々に相手の中盤ラインを崩し始め、ペナルティエリアまで迫ってきたものの、先制点はまさかのセレッソ。

乾のドリブルから得たコーナーキックから、CBの進藤が合わせる。

セレッソとしても、前半は0-0でOK、後半勝負みたいな時間帯からまさかの先制というのは計算していなかったような気はする。

失点から前半終了まで、マリノスは攻勢を強めるも前半は0-1、セレッソリードという形で終えた。




ホットライン(マルコス&仲川)

まさかのリードで終えたセレッソは、後半も継続して4-4-2のラインで守る全く同じ形でゲームを進めていくことになった。

多分理想は0-0で耐え、60分くらいで山中辺りを投入し攻勢に転じるようなプランだった気がする。


マリノスは後半から完全に左サイドからの展開を主体とするようになっていった。

また前半からより小池がインナーラップを繰り返し、中央からマルコスが大外レーンに流れる、マルコス-小池-仲川の三角形が目立ち始めた。実際、後半の0~15、15~30分は25・10・23がトライアングルを作っているのが分かる。時間帯別パスネットワーク図




51分、左のオーバーロードから右に展開し、マルコスが倒されPKゲット。自身が得たPKもキムジンヒョンが立ちふさがり、同点の絶好機を逃す。


左からの攻勢を強めるマリノスは65分、レオセアラ→アンデルソン・ロペス、水沼→エウベルにチェンジ。


68分マリノスに同点ゴールが生まれる。

松原のパスをハーフスペースで受けたアンデルソン・ロペスがペナルティエリアまで持ち上がり、中の仲川へ。完全にフリーで流し込み、ついに同点に。


77分、遂にマリノス逆転。

これも左の三角形+アンデルソン・ロペスが絡み、小池が入り込み、相手のクリアを拾ったアンデルソン・ロペスがシュート。リフレクトもありゴールネットに吸い込まれていった。



(↑77分の得点までの過程。アンデルソン・ロペスの受けも、小池が相手のCH・原川を引っ張り空いたスペースを使い、ワンツーを試みた。結果、ペナルティエリア内でスクランブルを生み、逆転ゴールに繋がった。)


セレッソは逆転された直後、加藤→17歳の北野、丸橋→新加入の山中と、ニューフェイスを投入し、攻撃に転じる。

ボール保持時、山中はWGの位置まで上がり、大外レーンで松原とマッチアップする形になった。


このままマリノスリードで試合終了かと思った88分。

マリノスのパスを引っかけたところから山中が突っこんで行き、得たコーナーを清武が合わせ同点。

マリノスとしては、原川の精度の高いボールがあることは試合開始前から織り込み済みだったにも関わらず、軽率なミスから同点を許した。

試合はそのまま終了、2-2のドローとなった。




感想

マリノスとしてはほぼ圧倒した中で、セットプレーの2つを点に繋げられ、勝ち点2を落とす結果となってしまった。

ただ新加入アンデルソン・ロペスが結果を残したのは好材料。

また、ちゃんと試合で起きる崩しへの問題に対し、アンサーを投げかけられているのは良いなと。


次節はライバル・フロンターレ。

途轍もなく早い話だが、ここで負けると川崎と5ポイント差が開く。直接叩ける機会で叩いておきたいところである。



セレッソとしては前半の流れから先制点を取れたのは自分たちの中でも意外だったのか、後半も2失点目以降以外は同じ展開になってしまったのは少し残念。

ただこちらも新加入山中は数分ながらもインパクトを残し、また原川のセットプレーのキックは大きな武器だなと。勝ち点1は悪い結果ではないと言えそうである。



基本スタッツゴール期待値

パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク