こんにちは! ultraleftyです。


今回は8月28日(土)に開催されたJ1第27節 横浜F・マリノスVS鹿島アントラーズを振り返ります。


まずは13試合無敗、4連勝中の2位横浜FMのフォーメーションです。


フォーメーション図


前節VS鳥栖の試合からの変更点として両サイドバックを松原、ティーラトンから小池、和田に変更、中盤の扇原に変わって天野、さらには右ウイングにエウベルに変わって仲川が起用されました。配置は変わらず4-2-1-3です。


続いて前節清水を相手に4発快勝した5位鹿島のフォーメーションです。



フォーメーション図


前節VS清水の試合からの変更点としてセンターバック林に代えて犬飼、右サイドバック安西に代えて常本に変更。さらには両サイドハーフ遠藤、Aカイキに代えて土居、和泉が起用されました。配置は変わらず4-4-2です。


◇「横浜FMの攻撃」と「鹿島の守備」

横浜FMは1試合を通してボールを持ち支配率は大きく相手を上回り、シュートも倍の数を放ちましたが、結果的には得点を生み出すことができませんでした。


基本スタッツ


横浜FMはディフェンスラインやボランチがパスを回し縦パス(特に中央に)を入れるタイミングを伺っていましたが全然入りません。鹿島は前線からのプレスこそ諦めていたようでしたが、非常にコンパクトな陣形を取り中央には絶対に入れさせないという守備陣形でした。


エリア間パス図


これにより必然的に横浜FMの攻撃はサイドに流れていくわけですが、ここでも鹿島の守備が立ちはだかります。鹿島のサイドハーフ、サイドバックは対面した相手選手を徹底的にマークし、ある程度自分の持ち場を離れてでも粘り強くついていっていました。特に常本選手は粘っこかったですね笑 非常にやっかいでした笑

こうなると本来鹿島サイドバックの持ち場のスペースが空くわけですが、同サイドのセンターバックがそのスペースをカバー、さらにはセンターバックのポジションをボランチが下がってカバーという陣形を遂行していました。これを90分間続けられるのすごいですよね。

そんな中でも横浜FMは58分の水沼、エウベル、杉本の投入直後にその3人が絡んでゴールが期待できる様なシーンがありましたが、そのチャンスのすぐ後に引水タイムが設けられ、流れをつかみきることができませんでした。この試合の解説を担当されていた中村憲剛さんもこの引水タイムが試合の中でも重要なシーンであったと解説されていましたね。

その後横浜FMは同サイドに人数をかけて攻撃を仕掛けましたが、最後まで鹿島の堅い守備を崩すことができませんでした。


◇「横浜FMの守備」と「鹿島の攻撃」

この試合は横浜FMの守備の時間、鹿島の攻撃の時間は少なかった印象です。しかし、鹿島は1試合を通してカウンターでの攻撃を徹底し、シュート4本での2得点は流石としか言えないですね。横浜FMの守備の連係不足と攻守の切り替えの遅れを見逃さず共に得点につなげました。鹿島としてもチャンスがたくさんあった訳ではないと思いますが、大事なところをしっかり決めましたね。

鹿島のカウンターでいつも思うのは、カウンターを止めてからのカウンター返しみたいなシーンが他のチームに比べて少ない印象です。自分たちの攻撃の局面に変わる場面でも常に守備のリスク管理を考えた上でのカウンターを仕掛けているんでしょうね。


◇まとめ

横浜FMとしては1試合通してボールを保持していましたが、鹿島はコンパクトな守備陣形で中央を固めて横浜FMの攻撃を外に追いやり、サイドの局面を多くした上でそれぞれのポジションがスライドしながらの守備で流れを横浜FMに渡しませんでした。横浜FMはこの守備陣形を最後まで崩すことができず久しぶりの無得点、一方の鹿島は横浜FMの隙をついたカウンターで決定機を作り2得点を生みました。


それにしても上田選手は横浜FM大好きですね笑

でも個人的には土居選手がいつも怖いですね。色々なポジションに動いて捕まえづらいですよね。横浜FMとの対戦ではいつも良い動きをしている気がします。 

迷惑です笑


以上です!