チームへの献身と前への推進


柏はホーム開幕戦となる横浜FM戦を3-1で勝利、2連勝を記録した。


フォーメーション図

開幕戦からシステム3-5-2は変更せず、スタメンを大南から川口に変更した。ちば銀カップをふくめ4試合を見る限りシーズン序盤は4バックを併用せず3-5-2を基本システムとするようだ。守備は横浜の低い位置からのビルドアップに2トップで2CBとGK、中盤インサイド3人をフラットに並べ中央をふさぎ、両サイドは下げて5バックで構える布陣をとった。

前半5分、アンデルソンロペスに中央から柏の右サイドにボールを展開され、エウベルからハーフスペースを走る永戸へパスがわたる。永戸のシュートのこぼれ球をアンデルソンロペスが押し込み早い時間に失点となった。柏の守備人数は足りていたが、ハーフスペースをエリアへ侵入する永戸と中央に走り込んだアンデルソンロペスに対応することができなかった。横浜がボールを握る時間が前半は続いたが柏が同点に追いついたのは24分、細谷が後方からのフィードを追いエリア手前でマテウスサヴィオが相手DFのパスを引っ掛けボールを奪う。サヴィオがエリア中央へ送ったパスを細谷が落ち着いて同点となる。更に35分、山田が中盤からボールを持ち出しドウグラスへパス、ドウグラスの前への仕掛けをファウルで止めた畠中が2枚目のイエローカードで退場し、柏は開幕戦に続き前半で数的有利な状況となる。後半に入り60分、細谷がGKにプレスを掛け、ブロックしたボールに反応したドウグラスが豪快に蹴り込んで逆転ゴール。終盤87分には裏へ抜け出そうとした細谷を岩田が倒し一発レッド、アディショナルタイムには古賀のフィードから小屋松がうまく抜け出し3点目を決めて試合を決めた。

横浜としてはミスから失点、退場者を出す展開となったがリーグ戦を先行して連戦するACL組にはコンディション面やメンバー編成で難しい面があったといえるだろう。柏の選手は献身的にボールを追い前へ推進していくことで、柏に有利な展開を引き寄せることに成功した。


数的不利な状況でもパス成功数とボール支配率は横浜が柏を上回る数値を記録した。柏はパス数は横浜より少ないが、DFラインから前線へシンプルに送るボールや中盤で奪い右サイド中心に前へボールを運びシュート数は横浜の倍以上の16本を記録した。

基本スタッツエリア間パス図

前への展開では細谷のスプリント回数が目立ち、細谷のDF裏へのスプリントが試合を動かした。今期初ゴールも記録し、マテウスサヴィオから細谷へのホットラインで得点が増えることに期待したい。

走行距離・スプリント回数

攻撃スタッツ - 細谷 真大ヒートマップ - 細谷 真大


開幕戦に続き昨シーズンの話題を出すと、昨シーズンのホーム横浜FM戦では横浜が前半35分に退場者を出し柏が数的有利なるも2失点で敗戦した。開幕戦に続いて今シーズンは逆の展開と結果を引き出すことに成功し2連勝を達成した。ドウグラスは試合後のインタビューで『自分がゴールしたが、チーム全員の力が結集したゲーム。これから地に足を着けながら進んでいかないといけない。』と言葉を残した。このリーグ2連勝の結果を自信と自力に変えてリーグ序盤戦を前進したい。


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:DF古賀、MF山田、FW細谷 

 ※スタメン比率27%(3/11) 

リザーブ:GK佐々木、DF上島、FW真家

 ※出場比率27%(4/15) ※メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ2節まで)】

スタメン比率27%(6/22) 出場比率24%(7/29) メンバー入り比率36%(13/36)