Nobody’s Perfect

25節のホーム広島戦は2-3で敗戦、連勝は4でストップとなった。

フォーメーション図基本スタッツ

スタメンは今節もマテウスサヴィオが欠場、前節アディショナルタイムに劇的なゴールを決めた武藤がトップに入り、小屋松がインサイドハーフの左に降り、右のインサイドは2試合連続で土屋が入る。左のCBには古賀が戻り、今シーズン初めてスタメン11人が日本人選手となる布陣となった。

ミッドウィークにカップ戦があった広島に対し先制して優位に試合を進めたい柏だったが4分にセットプレーから失点してしまう。先制後にペースが落ちミスが目立ってきた広島に対し前半から柏が動く、32分に土屋に代えて戸嶋を投入し前へボールを奪ってからの前への動きとボールの繋ぎの強化を図り前半終盤は柏の時間帯となる。

ゴール期待値

ゴール期待値は相手ミスが出始めた後半15分から伸び、戸嶋投入の前半30分付近から更に高まり41分には柏が武藤のゴールで同点に追いつく。後半開始早々にも右サイドからの攻撃で相手オウンゴールを誘い逆転に成功、連勝を5に伸ばすかと思われる展開だったが、61分に柏の右サイドから中央につながれミドルシュートから失点、67分にも右サイドから左サイドまで展開され失点し逆転される。どちらも左サイドからしっかりとボールをつながれ押し込まれる展開となってしまった。柏も前線の選手を変えて反撃するも試合はそのまま終了となった。

攻撃スタッツ - 野津田 岳人パスソナー・パスネットワーク

野津田はチームの中心でこの試合で最も数多いパス数を記録、先制点も見事なFKでアシストした。

攻撃スタッツ - 武藤 雄樹ヒートマップ - 武藤 雄樹

武藤は2試合連続となるゴールを決めた。椎橋から小屋松への縦パスが入ると、武藤はエリア手前のDFの間で小屋松からをボール受けワンタッチでエリアに入りゴール右スミにコントロールシュートを決めた。椎橋の縦パス、小屋松の左サイドから斜めに中央に入る動き、武藤のポジショニングとボールタッチ、シュート精度の良さが出た見事なゴールとなった。

一度は同点に追いつく自力を見せたものの、試合序盤でのセットプレーでの失点、サイドからDFラインの前を繋がれての失点は柏の守備の弱点を完全に突かれたものだった。

【セットプレーでのリーグ失点数】

12失点‗柏

9失点‗横浜FM、神戸

8失点‗鹿島、浦和、名古屋、C大阪


【セットプレーでの失点割合】

柏‗46.15%

浦和、横浜FM、名古屋‗33.33%

C大阪‗30.77%

柏のセットプレーの”弱さ”がリーグでも際立っているが、失点数26はリーグ全体で4番目タイに少ない数値(ベスト3は福岡、浦和、名古屋)、これは逆に割合からセットプレー以外の守備では耐える”強さ”の面もあらわしている。

【セットプレー以外でのリーグ失点数】

14失点‗柏

16失点‗浦和、名古屋

18失点‗C大阪、福岡

前節終了時の暫定2位から順位を下げることになったが、”Nobody’s Perfect”完璧なチームなどいない。互いに支え合っていくのが、サッカーというゲーム。選手個々でもチームでもうまくいく試合もあれば、うまくいかない試合も当然ある。弱さを克服する努力を続け、上を狙える試合が続くことを喜びとして第5ブロックも目標を超えられるように進みたい。

【第5ブロック】

23節・A・神戸・〇・1-0 

24節・A・京都・〇・2-1 

25節・H・広島・●・2-3 

26節・H・清水・?・?-? 

27節・A・F東・?・?-? 

28節・A・磐田・?・?-? 

勝ち点 6/(目標)10 達成率60%


【柏アカデミー出身比率】

スタメン:GK佐々木、DF上島、古賀、FW細谷

※スタメン比率36%(4/11) 

リザーブ:DF田中、FW森

※出場比率31%(5/16) ※メンバー入り比率33%(6/18)  


【柏アカデミー出身比率(リーグ25節まで)】

スタメン比率30%(83/275) 出場比率33%(124/380) メンバー入り比率39%(176/450)