求めていた変化

前節までの対戦成績

前節までの成績がコレ。

見事なまでに真っ黒。

ルヴァンでは京都にも負け、公式戦9試合勝ちなしというどん底の状態で

私は散々改善を願った。

2023 J1第13節 浦和 3-1 G大阪 レビュー

https://sporteria.jp/blog/baggio1813/7064176511917494273


以前「戦術のトレンド」という内容の前置きを書きましたが

2023 J1第10節 鹿島 4-0 G大阪 レビュー

https://sporteria.jp/blog/baggio1813/7058421958894948353

「改善」は成った。それに近い形で。


基本スタッツ

今季最低のボール支配率。

https://sporteria.jp/data/search_game_images?period_year=2023&game_images_kind_id=8&team_id=128

でも快勝!

ボールを支配する事が目的では無い。勝つ事が目的なのです。

ポヤトスのサッカーじゃない、とかブレたとか様々な意見があると思いますが

私は今回の変化を好意的にとらえています。

ではフォメ図をば・・・

フォーメーション図

スタメンに秋がいます。最終ラインは佐藤と福岡。

選手の並びに新鮮さを感じながらも変わりばえしないフォメを見て

少々失望していました。

ダワン不在の中盤の底の強度に不安を覚えたからです。

ネタラヴィの両脇を、高木、伊藤、三戸あたりに好きに

使われるんじゃなかろうか?

そんな思いは杞憂に終わりました。

フォーメーション図

前半2分。とりあえず最終ラインにボールを下げた新潟。

千葉ちゃんにジェバリが襲い掛かります。

ボールを奪い、ゴール前にグラウンダーというより横パス。

底に飛び込んで来たのは秋!

斜め後ろからスライディングを食らいながらも見事に押し込んで先制!

ベテランの久々のゴールに思わず顔も綻びますが

そこは今季のガンバ。

絶対にこのままいくわけ無ぇですよ。

その後もアラーノ、ジェバリ、悠樹から惜しいシュートが飛びますが

・・・頼む、もう一点くれ!俺達を落ち着かせてくれ!

と、祈るように観ていました。


そこでチームの変化に気付きます。

今までの場当たり的なマンツーマンプレスではなく、

相手にボールを持たれたら素早く自陣へ戻って4-1-4-1の陣を組んでいます。

ジェバリはそれなりにプレスを掛けますが、執拗に追い回したりはしません。

相手がハーフラインを越えてから初めてプレスを開始します。

最初の4(倉田、石毛、悠樹、アラーノ)が第一の壁を築き、

高に対して石毛がプレスをかけることで中央から相手がボールを運べない様にし、

現在の新潟の最重要人物、伊藤涼太郎へのボール供給を防いでいます。

プレスをハーフラインのこちら側に限定する事でコンパクトな守備を実現していました。

そしてボールを奪っても無理やり繋いだり、後ろへ、ただパスしたりしません。

余裕がなければ大きくクリア。

少し余裕があればジェバリ目掛けてロングボール。

余裕があればダイレクトパスでボールを運ぶ。

と、選手達が局面に合わせてプレイの選択をしています。

今までとは大きな違いです。危なっかしい局面が減り

安心して試合を見る事が出来ました。

そしていつもにも増してハイボールを見事に収めるジェバリ。

攻撃スタッツ - イッサム ジェバリ

今までずっと怪我してたって本当ですか?


43分にはそのジェバリからアラーノのゴール。

ジェバリアシスト二つ目。

待ちかねていた追加点です。


新潟はやはりネタラヴィの両脇に高木が侵入してきたり

谷口が下りてきたりして何とか点を奪おうとしますが

前半は2-0で折り返し。


このままの勢いで・・・と思っていたら後半48分。

新潟がCKから舞行龍ジェームズにより失点。

またしても1点差。

ここは変わっていないCKからの失点です。


しかし56分、浮き球のワンツーを受けた黒川が

サイドネットを突き刺す素晴らしい三点目。

攻撃参加を制限されていたという話もあった黒川に対し

お見合いのような形になってしまった新潟にとっては不運な、

ガンバにとっては望外な三点目。


その後は選手交代したのに何故か間延びしてゆく中盤。

その隙間を縫って新潟が散々シュートを放ってきますが

サッカーが変わればGKまで良くなるものなのか?

東がかっての姿を取り戻したが如くシャットダウン。

システムも柔軟性を見せ、最終的には5バックで完封勝利。

このシステム変更が、今後の「勝利の方程式」となって欲しいです。


しかし、

最終ラインへプレスをかけられ、あっさり失点。

得点を取り戻すも追加点を更に奪われる。

ディフェンスがお見合いのような形で不運な失点。


パスソナー・パスネットワーク

これだけパスが回せていても・・・

エリア間パス図

これだけエリア間が繋げていても・・・

基本スタッツ

シュート数、パス成功数、支配率で上回っていても敗戦

まるで今までのガンバを観ているかのようだと思ったのは

私だけでしょうか?


宇佐美をどうするか?など、懸案事項はまだまだありますが

今は素直に今季二勝目を祝いたいと思います。