さてこの試合は生で見に行っていたので…観戦記はこちらのブログをどうぞ。

フロサポデータベース


スコアレスドローで終わった試合こそ、データで語りたくなりますよね。

特に去年1年間でJ2のスピードに慣れてきたザスパクサツ群馬と、初めてJ2のスピードを経験するSC相模原の間には大きな差がありました。


まずは基本スタッツ。


2021 J2第2節 相模原 0-0 群馬基本スタッツ


このスタッツを見てわかる通り…ザスパクサツ群馬が猛攻を仕掛け、SC相模原は防戦一方という試合展開でした。


基本スタッツ


すべてのスタッツにおいて負けていますが、特に中盤でのボールロストが多かった印象です。


ゴール期待値を見てみるとキックオフから45分間ほとんど期待値ゼロの相模原に対し、何とかセーブし続けた…という印象の試合でしたね。


ゴール期待値


SC相模原GK三浦上々のプロデビュー


この試合はGK三浦のJリーグデビュー戦でしたが…素晴らしかったですね。

デビュー戦で被シュート24,シュートセーブ6本って…本当にきついよな…。

GKスタッツ - 三浦 基瑛


前半終了時の三浦を迎え入れるベンチもほめている感じでしたね。


ザスパクサツ群馬は本当に洗練された攻撃でしたね…。


ザスパクサツ群馬のエリア間のパス図を見るとほとんどのエリアで成功している印象でしたが…

エリア間パス図


SC相模原のパスワークを見ると分断されている印象です。

これを見るだけでもよくスコアレスドローにしたな…と。


ロングボールを多用するしかない、SC相模原とショートパスをつなげるザスパクサツ群馬との違いを感じます。


GK三浦から唯一といってもいい攻撃の起点、ホムロへのロングパスが数本成功しているのがこの図からもわかります。

エリア間パス図


J2のパススピードに慣れることができるか

ユーリはドリブルしかけては奪われて、短い時間ながら戦えたのは和田、藤本。

長い時間でよかったのは

ホペロ、川上ぐらいだったような。

攻撃スタッツ - 和田 昌士

攻撃スタッツ - 藤本 淳吾


和田、藤本がもう少し長い時間戦えるのであれば、攻撃の幅は広がりそうですが…ボールを保持しようとして、ハイプレスを受けて、奪われて、ショートカウンター…とザスパクサツ群馬にいいようにやられていたのでここからですね…。


ホムロ孤立してたなぁ…。

ヒートマップ - ホムロ

攻撃スタッツ - ホムロ


もっともっとホムロがシュートを打てる環境になることを願っています。

そうすれば、J2史上初の勝ち点3、J2初ゴールも生まれると思います。


にしても少しふくよかだったけど、やっぱり大前ってうまいなぁ。

ホムロの2倍パスして、ラストパスもがんがん出してたもんな…。

CKもFKもできる素晴らしい選手でした。

攻撃スタッツ - 大前 元紀


データで試合を振り返るっていうのはやっぱり面白いですね。