ysccさんは前節GW最終日の相模原戦。三ツ沢の強い追い風と相模原さんの高い位置からのプレッシャーにリズムが掴めず前半をスコアレスで終えると、後半は向かい風でロングボールの距離が出せずに相模原さんに押し込まれる展開に。再三のピンチをGK岡本選手のセーブで防いでいたが、連続のCKでハンドでPKを与えてしまう。このピンチも岡本選手がコースを読み切りセーブ。ゴール期待値でも大きな差がでた試合だったがなんとか勝ち点1を拾った。
ysccさんといえば、後方からのビルドアップでチャンスを伺うというスタイルが印象的だった。特にGK児玉選手の関与が特徴で、DFラインに入り細かくパス交換してという形だったが、ウインドー最終盤でJ1札幌へ移籍。児玉選手への依存が顕著だった為影響は否めずボール支配率も現状リーグ16位という状況となったが、粘り強い守備で16位という順位となっている。
13試合で10点という結果、攻撃のスタッツ等でもリーグ下位のysccさん。児玉選手の移籍でチーム事情が変わってしまった影響による所が大きい。得点の中で一番多いのがPK。攻撃回数が少ない中でその機会を得られているのは2トップのキャラクターによる所が大きいのではないか。
前節は三ツ沢の風にいい所が出せなかったysccさん。今節いわスタも強い風が予報されている。
ysccさんは天皇杯予選で桐蔭横浜大に敗れ、中2週での試合で次も中2週での試合となり、今節はリフレッシュかつ戦術を見直す時間となったと思われる。岩手も監督交代があり情報があまりない中、どれだけ自分達のスタイルが表現できるかに注目したい。前節で復帰した道本選手など帰ってくる選手もいるだろう。その中で残留を争うチームに対してどういう方向性になるのか、今後を占う上で両チームにとってピッチ上での事象に最初から注目したい。
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