相模原さんは前節富山戦。富山さんが岩手戦から中2日でなおかつ前半に飲水タイムが設定される厳しいコンディションだったが、後方でビルドアップしながら前線の飛び出しを伺う展開に。
相模原さんは、前線からのプレスはうまくハマらなかったものの、前半は奪ったボールからのカウンターが効果的で、そこから奪ったロングスローを含むセットプレーでチャンスを作ったが、富山GK田川選手のセーブに合い得点できず、後半は選手交代で流れを掴めずどうしても数的不利になるサイドからの富山さんの攻撃を許し、スコアレスドローとなった。
衝撃的だった戸田監督の解任。
富山戦では、水曜日から就任したシュタルフ悠紀リヒャルト監督の人選は興味深かった。DeNAサイドから言われているであろう攻撃的な姿勢を人選から垣間見る事はできた。
万全のコンディションではない様子の田代選手を起用したのは、メンタルを含めたリーダーシップの所とビルドアップのさらなる安定を図ったものだろう。アンカー長谷川選手とともに交代した70分以降のゲーム運びは課題と言える。
岩手戦はシュタルフ監督が全セッションを見て迎える初めての試合となる。前節富山の小田切監督が試合後前半は相模原さんがどうくるかわからず状況を見る形となったと振り返られたように、序盤は相模原さんの出方を伺う展開となる。今治戦では試合途中の変化に対応できず終始押し込まれる展開となってしまった。攻撃的にくるというメッセージは表明されている中、前半にどう分析し後半にどう対抗していくか。
相模原さんの守備のフェーズは、1ヶ月前に戦った時と大きく変わる事はないだろう。ボランチのビルドアップへの関与と、SBの人選に注目したい。サイドでの守備の強度を取るか、ビルドアップにおける出口となりうる人選となるか、この試合の狙いが見えてくる。
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