おはようございます、神セーブです。

レノファ山口戦レビュー、プレビュー振り返りをしていきます。


スタッツ

基本スタッツ

お互いポゼッションを高めたいという姿勢は見せていましたが、個の能力は磐田の方が高く、ボール支配率、パス成功数は磐田が上回りました。

山口は磐田のカウンターになりそうな場面で磐田陣内のうちにファウルで止めて、自陣の危険な位置ではFKは与えませんでした。

そして決定機は山口の方が作っていた印象です。

戦術的な戦い方は山口の方が整理されていたかなと思います。

さすが策士・渡邉晋監督です。


得失点パターン

得失点パターン

山口の得点はクロスとスルーパスからでした。

データ的にはスルーパスからの得点は無かったので、山口としては新たな得点パターンとして自信のつく得点になりそうです。


磐田の得点はデータ通りセットプレーとクロス(こぼれ球扱いか?)からの得点でした。


時間帯別得失点率


山口の得点・磐田の失点

時間帯別得失点率

山口の得点はデータ通り、磐田の失点率が高い試合開始15分と残り15分で生まれました。


磐田の得点・山口の失点

時間帯別得失点率

磐田としては今まで得点の多くなかった前半22分に得点できた事は良かったと思います。

終盤の粘り強さは継続したいところ。


ゴール期待値

ゴール期待値

山口1.12、磐田0.89と期待値以上の決定力をお互い見せた時いう展開でした。


ジュビロ磐田スタメン

フォーメーション図

ほぼ予想通りでしたが、CB中央には大井健太郎が戻ってきました。


レノファ山口 スタメン


フォーメーション図

予想通り、前節と同じスタメンでした。


パスソナー・パスネットワーク図

パスソナー・パスネットワーク

エリア間パス図

エリア間パス図


レノファ山口の狙い


レノファ山口の守備


守備では比較的前からプレスを掛けて高い位置で奪いたいという姿勢が見えました。

しかし磐田の個の技術の高さ、三浦龍輝含めた数的有利を作ってのビルドアップは前回対戦時よりも成熟しており、磐田もプレスはうまく回避出来ていたと思います。


レノファ山口の攻撃


攻撃の基本的な狙いは3バック脇のスペースを突いて、磐田DFをスライドさせて空いたスペースを突いて得点、という狙いがあったと思います。


前半は久しぶりのリーグ戦出場となった中川創のサイドを主に狙っていたと思います。

1点目は狙い通りの形だったと思いますが、その後もパスミスでチャンスにならなかったシーンでボランチの神垣選手から左サイドへのスルーパスが何回か見られました。


後半は磐田が鈴木雄斗を右CB、WBに小川大貴と1対1の強い選手を入れてきた事も影響してか、山本義道選手の脇のスペースを狙ってきました。


山口の攻撃が見事だったのは2点目のシーンが山口の狙い通りの得点だと思われる事。


別のツイート後日解説しようと思いますが、

山本義道選手を釣り出す前線の選手の動きがあり、そこから裏を突いているので、カバーリングが遅れるのを意図的に作り出している事。

磐田はこの形で天皇杯のHonda FC戦、大宮戦も失点しています。

ここは今後修正していかないといけません。


レノファ山口注目選手


田中陸選手

攻撃スタッツ - 田中 陸

守備スタッツ - 田中 陸

ヒートマップ - 田中 陸

前節は田中選手が低い位置で捌き、神垣選手が前目という感じでしたが、この試合では横並びといった感じでバランスを取っていたようでした。


派手さはないですが、パス成功数29/31は素晴らしいですね。


磐田の戦略


基本的には5-2-3のブロックを組む守り方を選択していたと思いますが、新潟戦ほど前線3人のパスコース限定がうまくいかず、はめられなかった印象。


そして奪ってからのカウンターも狙っていましたが、山口が速攻されそうになった瞬間にファウルで止める事もしばしば。

そのプレーに対してカードが出なかった事で試合を有利に進められなかった一面もありました。


山口の即時奪回を狙う守備も良く、速攻出来ず遅らされた事も多かった印象です。


遅攻になった際は山口の3バック脇のスペースから崩そうとしていましたが、山口ほど戦術的な仕掛けは無かったので、あまり決定機は作れませんでした。


週末は好調山形戦。


前回対戦はアウェイで負けていますので、ヤマハスタジアムでは負けられませんね。


今回も最後まで読んで頂きありがとうございました😊