こんばんは、神セーブです。

データで静岡ダービーを振り返ります。


スタッツ

基本スタッツ

ポゼッション率、パス成功数では上回りました。

シュート数や走行距離などは9人になってしまった事もあり、あまり比較できない数値だと思います。

11人同士の時間までは内容的に負けていたとは感じなかったので、ここからの修正に期待したいです。


ゴール期待値

ゴール期待値

磐田 0.42 清水 1.4

後半退場者が出る前の時間帯に期待値が上がっていない事は問題ですね。

雄斗のクロスから健勇のヘディング当たらず、のシーンくらいしかなかった印象。

清水が後半開始からプレスを前から掛けてきたのを交わしきれなかったと思います。


エリア間パス図


エリア間パス図

清水のボランチの脇を突く狙いがあったという事ですが、センターサークルの左下・右下あたりに矢印が集中しています。

前半は特にそこがうまくいっており、ビルドアップもうまくいってた印象ですね。


ボールロスト位置

ボールロスト位置

福岡戦よりゾーン3へ運べましたが、まだゾーン2でのロストが多いですね。

ロストしてカウンターをされた時に失点しているので、リスク管理の修正が課題です。


ボールロスト位置

こちらは清水のロスト図。

清水の右サイドでのロストが多いです。

これは磐田の守備がここへ追い込んで昌也のところでカットする狙いがあったように思います。

組織的に守る事は昨シーズンより出来ている印象。


走行距離・スプリント回数

走行距離・スプリント回数

雄斗は宣言通り福岡戦よりスプリント回数を増やし、裏へのランニングが多かったですね。

気になるのは康裕。

ラスト15分間9人になり走行距離が増えた可能性もありますが、攻撃時アンカーポジションに入る割にプレーエリアが広すぎるような気もします。

ここは次節以降も注目していきたいポイントです。



磐田 攻撃のポイント


中→外→中、守備ブロックを収縮させろ‼️


これに関しては極端なサイドチェンジは少なかったですが、

ボランチの脇(中)で起点を作り、サイドへ展開する形は多く見られました。

インタビューでもサイドチェンジの必要性を選手は語っていたので、今後の変化も楽しみです。


注目ポイント振り返り


ダービーでヒーローになるのは誰か!?

ジャーメイン良 V.S 鈴木唯人!!


攻撃スタッツ - ジャーメイン 良

攻撃スタッツ - 鈴木 唯人

言わずもがな、先制点をあげ、2点目にも絡んだ鈴木唯人選手に軍配。

ジャメは投入直後に数的不利になってしまい、厳しい状況の中、最後まで諦めずに、可能性を感じさせてくれたので、次節以降に期待です❗️


生え抜きボランチ対決!!

山本康裕 V.S 竹内涼!!


攻撃スタッツ - 山本 康裕

守備スタッツ - 山本 康裕


攻撃スタッツ - 竹内 涼

守備スタッツ - 竹内 涼

スタッツが似たような数値になった事に驚き。

しかし内容では竹内選手の方がボール奪取からシュートチャンスに直結するプレーが多かった印象です。

(チームスタイル的に康裕が直接ゴールに絡むプレーはそこまで求められていない事もあるので、一概に康裕が悪かったとは言えませんが。)


しかし康裕の最後まで闘う姿は素晴らしかったですね。


〜最後に〜

絶対に負けられないダービーで負けた事はめちゃくちゃ悔しいのですが、11人同士の時間まではお互いの戦術的狙いがあって、とても見応えのある攻防で面白い試合でした。


5レーン、ポジショナルプレーで清水の守備ブロックの隙間に入り込んで、守備のズレを生み出してゴールを狙う磐田と、磐田の攻撃を凌いだ後のカウンターを緻密に計算して狙っていた清水。


お互いのストロングポイントが交錯し合う好ゲームでした。


磐田は明確な課題、

カウンター対策と攻撃時のサイドチェンジなどが出たので、これからの修正に期待したいです。


ポジショナルプレーにトライしてカウンターで失点する、2020年のフベロ監督時代と同じような課題が出てきていますが、

伊藤彰監督は日本人監督である事、コミュニケーションの面でフベロ監督とは大きな違いがあります。


伊藤彰監督の修正力と昨シーズンも逆境を乗り越えてきたジュビロ磐田の選手たちの団結力に期待しています。


Go Beyond!


今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!