こんばんは、神セーブです。

ガンバ大阪戦、レビューしていきます。


スタッツ

基本スタッツ

ジュビロは終盤の猛攻でシュート数を5分に持っていきました。


ガンバとの差はパス成功数と走行距離にある。


パスを受けるために良いポジションへ走る、立ち位置を修正すること。

ここだと思います。


最後の決勝点はスタメンで出ていた坂本。

スプリント90回でまだ余力のあったガンバと走れなくなる限界まで走っていて力尽きたジュビロ。


残留してこの差を埋めていきたい。


ゴール期待値

ゴール期待値


走行距離・スプリント回数


走行距離・スプリント回数


走行距離・スプリント回数


試合展開


スタメン


フォーメーション図

ジュビロは前節から4人の変更。

RWBに松本昌也、ボランチに上原力也と出場停止明けのレオ・ゴメス、シャドーに渡邉りょうが入りました。


フォーメーション図

ガンバは天皇杯準決勝のメンバーをベースに、坂本をCFに起用してきました。




前半


ガンバ先制…?


8分、CKからダワンが蹴り込み先制、かと思われましたが、VARが介入。


ゴール前にいた倉田がオフサイドポジションにおり、ジュビロGKの川島とダワンの間にいたため、川島に影響を与えたということでオフサイドの判定。


通常のオフサイドかどうかだけならオン・フィールド・レビュー(OFR:主審がピッチ脇のモニターで確認すること)は必要ありませんが、今回はGKに影響を与えたかどうかという主審の判断が必要なケースだったため、OFR実施。


この判断はとても素晴らしかったと思います。

時間はかかりましたが、誤審よりはるかに良い。


ガンバのハンド疑惑


15分、ジュビロのシュートがガンバ半田の右肘に当たり、ハンドでPKの疑いで再びVARチェック。


ここもOFRが行われ、ノーハンドの判定。


確かに肘には当たっていましたが、至近距離でジュビロの選手に当たってから半田の肘に当たっており、予期せぬ軌道でボールが飛んできたこともあり、妥当な判定かと思います。


ジュビロ先制!!


上原が拾ったボールを中央で受けた松本が右ワイドに開いていたクルークスへ。

右サイドを突破したクルークスがクロスを上げる。

DFに当たって軌道が変わったボールをダイレクトボレーで渡邉りょうがゴールに突き刺してジュビロが先制!!


ガンバ同点


またもCKからガンバがネットを揺らす。

今度はニアサイドで半田がヘディングで合わせてすぐさまガンバが同点に追いつきます。


ジュビロのゾーンディフェンスの外側でシュートを放たれました。

ダワンの最初のゴール取り消しのところもゾーンの外でフリーでシュートを撃たれていますし、

前節も神戸に同じ形で取られています。


ゾーンディフェンスとはいえシュートポイントに入り込んで来る選手にはアタックしにいかないといけない。

J1のレベルでは狙ったところに正確にボールを落としてきます。



ガンバ逆転


宇佐美の個人技でマークを剥がされ、黒川がフリーでクロスを上げる。

ダワンとグラッサが競り合った裏のスペースに走り込んできた山下に合わせられゴールを許してしまいました。


ここは松原が入り込ませないようにブロック、マークしないといけなかった。



後半


ジュビロは松本昌也に代えて植村洋斗をRWBに入れてきました。


グラッサ ハンドでPK献上、ガンバ3点目


58分、グラッサが半田のシュートをブロック。

ボールが尻のあたりにあり、回転しながらクリアしたグラッサ。

クリア直前にボールに手が当たり、クリアしやすい位置にボールが動いています。


これは意図的にボールに触ったと見られても仕方がないかなと思います。


シュートブロックしにチャレンジした結果なのでグラッサを責める気にはならない。


宇佐美が冷静に決めて3-1。


このタイミングで渡邉りょうに代えて山田大記を投入。

イエローを貰ったこと、前半からかなり守備でもハードワークしていたことを考慮してか。


ジュビロシステム変更


71分、2点ビハインドのジュビロは勝負に出る。

伊藤槙人・松原后に代えてペイショット・高畑を投入。

久しぶりの4-4-2で得点を取りにいく采配。



シンプルにペイショットへ放り込み、ジャメ・山田・上原・レオゴメスでセカンドボール回収、

サイドへ展開して高畑・クルークスからのクロスで得点を狙う形。


山田がトップ下のようなポジショニングで広範囲に動き回り、中盤の局面で数的優位を作り出していたのが地味に効いていたと思います。


🔥反撃の磐田🔥


クルークスのクロスのこぼれ球を拾った上原。

ペイショットへダイレクトで繋ぎ、リターンされたボールをゴールへ蹴り込み1点差に!


さらにユース出身の選手が意地を見せる。


クルークスのクロスをグラッサが落とし、ガンバDFよりも半歩つま先を伸ばした鈴木海音の執念がゴールをこじ開けた!!


同点に追いついた!!


しかし…


力尽きたジュビロ


植村がクリアしたボールを拾おうとしたクルークス。

しかし足が動かない。

レオゴメスも美藤の突破を阻む体力が残っていなかった。


ガンバのこのカウンター、美藤・ジェバリ・ファンアラーノは途中出場でしたが坂本はスタメン出場。

最後まで走り、良いポジションを取ってゴールを決めたのは見事。


そしてタイムアップ。


残留のために勝たないといけない試合だった。

しかし無意味な敗戦ではなかったと思う。


新井真奈美さんのこのポストが心に響く。


まだ何も終わってない。


最後は笑えるように。




今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。