2020年も残りあと1時間余り。


ということで、今シーズンのレビューを簡単に。

前回の速報版に続いて完全版ということで、再度、2019の山形と比較してみました。


Football LAB:チーム比較 2020年のモンテディオ山形 vs 2019年のモンテディオ山形


まずは、順位スタッツですが、

2019:6位 20勝10分12敗 勝点 70

2020:7位 17勝11分14敗 勝点 62

結果だけ見れば去年の数字には届かなかったということです。

ただ、その中身は大きく違っていて

まず、去年ドリブル(つまり坂元(笑))以外は軒並みリーグ下位だったチャンスビルディングポイントが大きく上昇。

クロスなんて、去年19位だったのが、今年は1位です。

明らかに、去年のサッカーから中身が変わったのが見て取れます。

チームスタイルも去年の右サイド攻撃(つまり坂元(笑))一辺倒から、今年はほかの攻撃が大きく上昇。右サイドは落ちましたが、他は幅広く、相手に的を絞らせない攻撃ができていたと言えるのではないでしょうか。

チャンス構築率でみると攻撃回数とシュート、チャンス構築率が上昇しているので去年よりもチャンスの回数は作れていたとみて取れます。

ただし、成功率が下がっているので、チャンスは作れど決めきれなかったな、という、まぁここで繰り返し書いていることが数値的に証明されたというところでしょうか。


ゴール期待値は去年から大きく上昇して、リーグTOP3入り。ただし、ゴールは去年と同じ1試合1.4。。。決めきれなかった、が、ここでも数値で証明されています。


選手別でみると、やはり中村駿の貢献度の高さは特筆で、去年ドリブルCBPで突出していた坂元の穴を埋めて、主にパスCBPの高さをベースに、まさにチームの中心として活躍してくれました。

その結果が個人昇格ということなのでしょうが。。。まぁこれはほかのJ2クラブでも軒並み発生することなので、しょうがないですね。


ということで、残念ながら昇格は成りませんでしたが、来年に向けて内容的には去年からのスタイル転換に成功し、希望が見えたシーズンと言えるのではないでしょうか。


年明けからは、既にいくつか発表されている新戦力について書いていきたいなと思います。