J2第13節は3連戦の3戦目となり、新潟はホームで松本を迎えた。ここまで10勝2分けと無敗を継続する新潟が、前節の勝利で星を五分に戻した10位松本との一戦をレビューしたいと思います。


【総評】0-0の引き分けと、新潟にとっては今シーズン初の無得点試合となった。組織だった松本の守備を最後まで崩しきれず、引き分けとなった。しかし無敗は継続し、首位に立っている。3連戦も2勝1分け、勝ち点7を獲得し、決して悪い数字ではない。今後、町田、京都、琉球との上位との直接対決がある、5月の今後の戦いが注目される。


【スタメン】

フォーメーション図フォーメーション図

新潟はセンターバックに舞行龍選手が復帰、前節決勝ゴールの星選手がスタメンに入った。その他の選手は疲労がどの程度あるのかが気になるところであった。

松本は高卒ルーキーの横山選手が新潟相手にどこまで特徴を出せるのかに注目していた。


【新潟】

1.ポゼッション

相手の守備がコンパクトで中を閉めているので縦パスが通らない。浮き球の処理しにくいボールやロングボールはほとんどがオフサイドで上手く対処されていた。結果前線の選手のボールを触る回数が少なかった。

2.守備の切り替え

相手にボールを奪われてからの守備の切り替えが早かった。ボールを取られた選手が切り替えてそのままボールを奪い返していた。


【松本】

1.パスが合わない

後ろの選手からの配球が通らなかったり前の選手との意図があっていないシーンがみられた。

2.徹底マーク

大野選手が本間選手をマンツーマンでみてボールを取り切ったり本間選手にパスを出させなかったり仕事をさせなかった。

【感想】

試合回数を重ね新潟のサッカーを分析される中でどう攻略していくかが課題になってくると思った。

松本は守備では、狙い通りの守備ができていたが、攻撃面では決めきれなかったりパスがずれてしまい、上手く攻撃できず課題が残る試合になった。