J2第14節で新潟はアウェイで町田と対戦した。1-2という結果で、今季初黒星を喫した新潟。今回はこの試合をレビューしたいと思います。


【総評】結果的に1分、11分の失点が最後まで重くのしかかる試合となってしまった。これまでもリードを許す試合はあったが、立ち上がり15分までに2失点というのは非常に厳しいものであった。先制されたことで攻撃面でも中々リズムに乗れず、前半は思ったような展開に持ち込めなかった。後半は相手を押し込む時間も増えたが、町田に逃げ切られる形となり、今季初黒星となった。


【スタメン】

フォーメーション図フォーメーション図

町田は水本選手がセンターバック、太田選手が左サイドと2名が前節から変更に、新潟は1TOPに鈴木選手が復帰、右サイドに谷口選手が入る形となった。


【町田】

「プレス回避」 町田は新潟の前線からのプレスに対して、ボランチが良い形でボールを受け、プレスで生まれたスペースを利用しながら、プレッシャーを上手く剥がしゴール前までボールを運ぶことができチャンスを作っていた。新潟のハイプレスに自陣でボールを奪われるチームが多かったが、特に前半は町田はリズムよくボールを動かすことができていた。


「守備のスイッチ」 マイケル選手にボールが入った瞬間に守備のスイッチを入れて、ボールを蹴らせて奪うシーンが多くあった。新潟の本間選手へボールを入れさせないことを意識しての守備なのか、ブロックを作った後のスイッチは右センターバックのマイケル選手にボールが入った時であった。町田はサイドバックも前節から左右の選手の配置を変え、本間選手への対応を明確にしていたように思う。だが、後半は押し込まれる展開となりあまり後半はそういうシーンは見られなかった。


【新潟】

「クロスの対応」 守備時に町田にクロスをあげられた時に、中の人数はしっかりそろっているが、マイナスの所に誰もいなくマイナスのボールを上手く使われて失点した。守備のクロス対応については町田にスカウティングされていたようで、町田の狙いが見事にはまった得点であった。


「パス・判断ミス」 これまではセンターバックとGKを中心に最終ラインから正確にボールを運び攻撃のリズムを作っていたが、この試合ではミスが非常に多く見られた。単純なパスミスやボールを受けた選手の判断が遅く、思ったように攻撃で展開することができなかった。これも開始1分の失点が選手に動揺を与えた影響なのだろうか。単純なミスを減らすことができればこれまでの試合のようにもっと攻撃できたのではないかと思う。


【感想】

・新潟は、立ち上がりに失点してしまい苦しい展開が続き、逆転することができず、負けてしまった。

・新潟は今季初の敗戦になったが、まだ一位なので切り替えて次の試合に臨んで欲しいと思いました。