【J1】前半戦の戦いを振り返ってみよう!
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新潟初黒星。新潟を応援している身としては悲しい限りだが、無敗が続くわけないとも思っていた。課題も有り、そして自信にもなるプレーもあった。新潟目線でレビューをしていく。


前半

ここで勝負が決したと言ってもいい。いきなり町田が先制点を奪う。戦術的な問題どうこうではなかったように思える。クロスへの寄せも最後のシュートへの寄せも甘かった。2点目もディフレクションがあったという意味では、不運とも言えるかもしれないが、簡単にクロスを上げさせ、高も目測を誤ったのかクリアできず、シュートを打たせてしまった。驕りがなかったといったら嘘になるのかもしれない。


初めての先制点を献上。そして初めて2点差を追いかける展開に。その悪い流れを引きずって飲水タイムくらいまでもボールを持っているのではなく、持たされていた。去年の試合を見ているような気分だった。しかし徐々にボールを前進させるようになっていく。がシュートまではなかなかいけなかった。


39分にはバイタルエリアで長谷川アーリアジャスールにシュートを打たれる。これが入っていたら本当に試合が終わっていただろう。シュートは枠を外れた。


ようやくシュートを打ったのは44分。高木のターンからのクロスに、鈴木が下がりながら合わせて枠内に飛ばした。難しいシュートであり、枠に飛んだのはすごいが、得点の可能性は低いチャンスだったと言わざるを得ない。一方で高木がサイドに流れる形はやはりチャンスを作り出せる可能性が高いと思った。結局これが前半唯一の新潟にシュートになった。


前半の最後の方は後半に期待できる内容だった。


後半

前半とは変わって新潟が攻勢を強めた。


51分の本間のシュートシーンは、まさに今季の新潟を表していると言っていいシーンだった。ボールロスト後にすぐ取り返す、ボランチが機能していた。シュートはGKの正面に飛んだためゴールとはならなかったが決めるべきチャンスだった。


62分にようやく堀米のシュートで1点を返す。崩し方も良かったが、シュートが素晴らしい。解説は目線で相手を騙したと言っていたが、それ以上に体の向きがすごかった。ボールを蹴るときは軸足のつま先の向きより蹴り足側に飛ばすことは難しい(つまり堀米の場合は左側)。逆に軸足側には腰をひねることで容易に蹴ることができる。あの角度で脚を外向き(左向き)に振り抜き、それも力強く、正確に蹴れるのは本当にすごかった。


71分には、鈴木、島田に替えて星、三戸が投入された。これは追いかける展開のときに最近よく使う4-3-3のオプションだ。本間と三戸の大外アタックは相手チームにとっては恐ろしいだろう。


しかし、チャンスは作りながらもゴールを決めるには至らず。新潟は14節にして今季初の黒星を喫してしまった。一方の町田は、無敗の琉球、新潟をホームで破ったチームになった。


総評


基本スタッツ

シュート数は最終的に同じで、枠内シュートでは町田を上回った。

ゴール期待値

ゴール期待値も最終的に上回った。アルベル監督も試合後のインタビューで引き分けが妥当だったと言っていたが、感覚的にもデータ的にもそう言えるだろう。

時間帯別パスネットワーク図攻撃スタッツ - 鈴木 孝司

鈴木はあまり試合に入れていない感じであった。前節はベンチ入りもせず、怪我からの復帰後即スタメン。ネットワーク図を見てもあまりボールが渡っていない。結果論になるかもしれないが、途中起用で慣らしていく方法もあったのではないかという印象だ。


ヒートマップ - 島田 譲

ヒートマップと立ち位置をみると今までの試合と比べると少し位置が低いように思える。後半、特に最後の方は押し込んでいたが、チームとしてあまりうまくいかなかったことを表しているように思う。

攻撃スタッツ - 三戸 舜介

本間が憧れだと公言している三戸だが、毎試合途中出場でチャンスを作り出している。小さいが、ドリブル能力は本間に負けるとも劣らない。個人的には、本間と三戸はタイプが違うと思っている。三戸は細かいドリブルも上手いが、緩急の使い方が非常に上手い。三笘薫と本間をミックスしたようなドリブルだと思っている。これからのゴール、アシストといった目に見える数字が期待される。


この敗戦をポジティブに捉えるならば、上位連戦の前に課題が見つかってよかった、気が引き締まってよかったということになるだろうし、一方で上位連戦の前に沈んでいくというネガティブにも捉えることができる。この試合の影響について判断するのは琉球戦のあとになろう、もしくはシーズン終了後になるだろう。町田戦で負けてよかったと言えるようにならなければならない。後半良いサッカーをしたことを誇りに持ち、それを開始1秒から展開できるように全力を尽くす。そうすれば、負ける可能性は限りなく低くなるし、たとえ相手が偶然勝っても、次の試合で負けることはないだろう。


町田は、開始10分程度で2点先行することは思っていなかったであろうが、チャンスをしっかり決めきったのは流石の一言だ。その後も前半の途中まで完全に封じ込めていたと言っていい。この勝利でさらに加速していくことができるのか、次節の千葉戦は重要だ。


J2第15節も非常に楽しみだ。