J2第31節、3位新潟は4位甲府をホームで迎えた。前節東京Vに勝利したものの、2位との勝ち点差は9、とにかく勝ち続ける必要のある新潟にとって、甲府の堅い守備をいかにこじ開けていくかが焦点であった。


【総評】新潟はボールを保持し、鋭い縦パスで攻撃の起点を作り、サイドでは本間・三戸両選手の個での突破でチャンスを作った。しかし、甲府の守備が固く中々得点が奪えず終盤に。最後は中央をこじ開け、1-0としそのまま逃げ切ることとなった。


【スタメン】

フォーメーション図フォーメーション図

新潟は田上、鈴木選手の2名が前節から変わりスタメンに、北谷選手1名が前節から変わってスタメンに入った。


【新潟】1.切り替え…ボールを奪われてからの切り替えが速く、相手に攻撃の時間を与えなかった。これを1試合通して行えていたことがよかったと思う。


2.縦パス…センターバックからすごく効果的な縦パスでゴール前まで行くシーンなどがあった。得点シーンも縦パスからだった。


【甲府】

1.新潟の特徴を出させてしまった…新潟の特徴である縦パスを何本か入れられ相手のミスで助かる場面もあったが、一試合通して入れられていたので修正するべきだった。



2.守備…ある程度のブロックを引いて相手のサイドバックにボールが入ったタイミングでプレッシャーをかける狙いがあったが、個でとっぱされたり、サイドで連携で奪いきれない場面が何度かあった。


【感想】

・今節、新潟はいい形で勝利できたので、この良い流れを継続し、連勝をめざしてほしい。

・甲府は押し込まれる時間が長く、守れてはいたが終盤での失点は苦しい展開になったと思う。切り替えて次の試合に臨んでほしい。