FC東京は走行距離が相手よりも0.9 km多いが、112.4 kmとそれほど多くなく、スプリント数は相手よりも29本多い。第1節と比較するとシュート数が4倍ほど増えた。
ゴール期待値
ゴール期待値では前半はどちらも期待値の高いシュートがあまりなく、ほぼ変わらない。後半になり、2点目はどちらもゴール期待値の低いシュートを決めた。FC東京はゴール期待値を積み上げることができ、最終的なゴール期待値は2.53vs0.5、妥当な点数は2-0、もしくは3-1だっただろうか。レアンドロのFKはいい位置だったが、ゴール期待値が高くなく(0.1ほどだろうか)、そのFKを決めきったようだ。ゴール期待値の高くないFKを直接決めきれるレアンドロはFC東京の強力な武器の一つであることがよくわかる。森重のFKに合わせたシュートはゴールに近い位置からだったためか、おおよそ0.4ほどなので、ある程度ゴール期待値が高かったのがわかる。後半で森重を一列上げた効果がゴール期待値にも表れているので、FC東京の選手交代が効果的だったのがわかりやすい。
フォーメーション
パスソナー・パスネットワーク
FC東京は波多野豪の左方向へのロングキックは変わらないが、本数は第1節よりも減った。FC東京は全体的に前方へのパスが多く、左サイドの安部、森重、小川でパスがよく回っている。
エリア間パス
どちらも左サイドでのパスが多かった。
ヒートマップ
小川が低い位置でのプレーが増えている。中村帆高が高い位置をとっている。中央寄りでプレーしている選手が増えた。アルが右、東が中央、安部が左。アルの位置が低く、東の位置も前節よりも低くなっている。左サイドは押しこめているが右サイドは押し込めてなかったようだ。
左よりの選手
右よりの選手
高い位置を取ることで、クロスが多い中村帆高。
小川の低い位置でのプレーが増えているのは相手の坂元、松田陸の対応のためと思われる。ブロック数が多い。
セレッソ大阪の左サイドでのパスが多いのは下記の3選手、特に清武の影響が大きそうだ。
スプリント数が多く、この試合でも相手陣内で仕掛けてFKを獲得し、得点を得るというFC東京の強みが発揮されたようだ。
コメント(2)
-
SPORTERIAスタッフ
2021/3/13 11:59
C大阪がリードしている時間が長かったのですが、ゴール期待値を見るとFC東京が勝って然るべき内容でしたね💡
-
shakekuma
2021/3/13 22:25
セレッソ大阪のストライカーの決定力が素晴らしいですね。アダイウトンは後半からでてきてドリブルで仕掛け、ゴールに向かい、ファールをもらえるプレーができるので、流れを変えられる選手の一人だなと思います。
逆にC大阪はこの前の試合も含めて、難しいシュートを決め切る印象😲
アダイウトン選手は「らしい」ヒートマップになってきたので、ここから楽しみですね💪