ホーム最終戦で合計7点も入る壮絶な打ち合いをなんとか制した

今シーズンは劇的なゴールでなんとか勝ちきったイメージがあるが、この試合も劇的なゴールだった。


走行距離はほぼ同じ、スプリント回数ではコンサドーレが12回ほど多い。ゴール期待値でも一進一退にみえるが、エスパルスのほうが上回って終わったようだ。

基本スタッツゴール期待値

圧倒的なスプリント力のある小柏がトップ、エスパルスはカルリーニョスジュニオ、中山が多かった。

走行距離・スプリント回数走行距離・スプリント回数フォーメーション図フォーメーション図


パス数の多いコンサドーレは荒野がパス数トップ、荒野と宮澤が前方左右にパスを振り分けている。岡村大八は左へのパスが多く、福森は右サイドへのパスが多くなっている。

エスパルスは前線の選手でもパス数が23,21本と比較的多い。山原とカルリーニョスジュニオ、片山と中山の両サイドでパスネットワークが見られ、GKDFでのパスネットワークを見ると後ろからサイドへのパスが多かったようだ。中央へのパスネットワークは見られない。

パスソナー・パスネットワークパスソナー・パスネットワーク時間帯別パスネットワーク図時間帯別パスネットワーク図

エリア間パス

左の自陣サイドでのパスが多いコンサドーレ。右サイドの中央でもパスが多くそこからバイタルエリア(ゾーン14)やハーフレーンからペナルティエリア内へのパスが見られる。

エスパルスはペナルティエリア外のアタッキングサードでの横パスが見られるが、そこからペナルティエリアへのパスは見られない。

エリア間パス図エリア間パス図

ボールロスト位置

コンサドーレは左サイド位置以外ではディフェンシブサード付近でのボールロストが見られないのがよい。

エスパルスは右の高い位置でのボールロストが見られるが、左サイドでは見られず、非対称になっているのは右からのクロスが多いのが影響しているか。

ボールロスト位置ボールロスト位置

GK比較

どちらもペナルティエリア外でのボールタッチが見られ、中野はセンターサークル付近とかなり高い位置でのボールタッチも見られる。パスでは中野は1本しかパスを失敗していない。シュートセーブは中野が4エリア内は2、権田はシュートセーブ3エリア内も3とちらもセーブが6となっている。

GKスタッツ - 中野 小次郎GKスタッツ - 権田 修一ヒートマップ - 中野 小次郎ヒートマップ - 権田 修一

ボールタッチ位置とヒートマップ

コンサドーレ選手を初期配置で並べてみた。エリア間パスと同様に、左にいる選手は低い位置(青木、シャビエル、菅、福森)、右にいる選手は高い位置でのプレーが多い(小柏、ルーカス、田中駿汰)。パス数の多い宮澤、荒野は自陣左が多く、その右隣には岡村大八がプレーし、ボール保持でのプレーが見られる。宮澤が比較的後ろ、荒野は相手陣内中央でもボールタッチが見られることから前でのプレーにも関与していたようだ。青木は上下へのプレーが多いがペナルティエリア内でのボールタッチが6と多い。



ヒートマップ - 青木 亮太ヒートマップ - ガブリエル シャビエルヒートマップ - 小柏 剛

ヒートマップ - 菅 大輝ヒートマップ - 宮澤 裕樹ヒートマップ - 荒野 拓馬ヒートマップ - ルーカス フェルナンデス

ヒートマップ - 福森 晃斗ヒートマップ - 岡村 大八ヒートマップ - 田中 駿汰


北海道コンサドーレ札幌 2022マッチレポート | 11月5日 vs 清水 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB https://www.football-lab.jp/sapp/report/ #footballlab

プレー割合

コンサドーレは後半のほうが左サイド高い位置でのプレーが増えた

エスパルスは後半左サイド高い位置でのプレー割合が減っっている

シュート

ゴール幅でのシュートがほとんどのエスパルスとペナルティどの位置からでもシュートしているコンサドーレ

チャンスビルディングポイント

セーブでは今季平均を上回ったセーブをしている中野小次郎はこの試合でよいセーブをしていたようだ。

スタッツ

タックル、クリアが多いコンサドーレ。

差が見れるところでいうとペナルティエリア進入。30 mライン進入は同じくらいだが、ペナルティエリア進入ではコンサドーレが15、エスパルスが5となっている。

コンサドーレはペナルティエリア内に進入させない守備をこの試合でもしていたようだ。