1、前置き
今回は、考察というよりついに岡山デビューとなった8番 ガブリエル・シャビエル 選手のついてのあるデータに関して触れて、そこに関係するデータを並べて、その凄さを改めて確認していこうという感じです。
2、∞GX FIELD ∞
8番 ガブリエル・シャビエル 選手のある凄さを示すデータがあるので、ぜひみて欲しいデータがあります。
ヒートマップ:8番 ガブリエル・シャビエル 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
ポジショニングに注目して欲しいのですが、シャドーですが、ゴール前から少し離れた位置にポジショニングを取ることが多いです。
同じシャドーの選手で、比べてみましょうか。
ヒートマップ:10番 田中 雄大 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
ヒートマップ:27番 木村 太哉 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
こういった感じにゴールに近いポジショニングを取りがちになりますが、8番 ガブリエル・シャビエル 選手は、マークの付きにくい少し離れた位置にポジションを取ることが多いです。
その理由の1つは、やはり自身の感覚と技術に絶対の自信を持っているからだと思います。
27番 木村 太哉 選手へのスルーパスを見ても一瞬の出来事で、瞬時の判断で、正確な一本のパスで、決定機を演出することができる。残念ながら得点に繋げることこそできなかったが、パスの距離が長くなっても決定的な仕事ができるからこそ、対戦チームの選手の守備の圧力の弱い範囲のからのプレーを選択できるのだと思います。
攻撃スタッツ:8番 ガブリエル・シャビエル 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
16本のパスの内、10本成功で、その内の2本がクロス。積極的なパスも多かった中で、高い成功数だと思いますし、何といってもこの試合でも得点を決めた。
試合の中で、手探りの中でもここぞというシーンでゴール前でのプレーを選択して、決め切った8番 ガブリエル・シャビエル 選手。
言うなれば、8番 ガブリエル・シャビエル 選手にとって、ハーフウェーラインの守る岡山陣地除いた攻める対戦クラブ陣地のどこでも力を発揮できる∞(無限の)可能性を秘めた領域。
≫≫ ∞GX FIELD∞ ≪≪
なのである。もちろん背番の8にも掛けてます。攻めの時にこそ輝く、そして、相手陣地でのプレーを目指す岡山のサッカーに非常にマッチした選手だと改めて感じました。
3、最高の相方
そして、彼の力を引き出す攻撃における盾であるのが
攻撃スタッツ:9番 グレイソン 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
良く攻撃において、パスが出なかった事に不満に感じる選手の姿をみることがあると思いますが、9番 グレイソン 選手に不満を感じる選手をここまで見ていない。
むしろ、その完璧過ぎるポストプレーでのラストパスや流れの中でのリターンパスを活かしきれず、申し訳なさそうにする選手の方が多い。
8番 ガブリエル・シャビエル 選手は、決定機なパスで仕事ができる選手ではあるが、実は受け手としても優秀である。
8番 ガブリエル・シャビエル 選手が、ゴール前に侵入した時に9番 グレイソン 選手が、体を張ってポストプレーができる「グレイzone」に侵入した時、8番 ガブリエル・シャビエル 選手の得点力も開放される。
お互いに活かしあえる岡山における最高のパートナーと言えるのが、8番 ガブリエル・シャビエル 選手と9番 グレイソン 選手である。
∞GX FIELD∞とグレイzoneでの輝きが、今後の試合での楽しみである。
4、岡山の矛は誰に?
せっかくなので、開幕して数試合見た印象込みで
攻撃スタッツ:10番 田中 雄大 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
岡山の新10番。今季は、積極的なプレーに、意外性のあるプレーが増えた。劇的な決勝点を2試合連続で決めた。
攻撃スタッツ:11番 太田 龍之介 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
初めてのリーグ戦。9番 グレイソン 選手の近い役割をこなせる可能性のあるプレーを披露。これからもっともっと可能性のあるプレーもみせてくれるはずだ。
藤枝戦:攻撃スタッツ:19番 岩淵 弘人 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
攻守でアグレッシブ。ここまで無得点が信じられないが、走攻守揃ったシャドーストライカーをプレーで最も体現する選手。
攻撃スタッツ:25番 吉尾 虹樹 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
止める蹴るに優れ、少ないタッチで仕事できる判断力と思い切りの良さが武器。ここからの成長とブレークが楽しみ。
攻撃スタッツ:27番 木村 太哉 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
意外性と全力プレーで、チームに勢いを生み出せる。奪われない驚異のドリブルで、守備組織をかき乱せる。
第1節栃木戦:攻撃スタッツ:29番 斎藤 恵太 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
フィジカルとトップスピードはアスリートレベル。怪我で戦線を離れているが、一瞬で仕留められる力を持っている。
攻撃スタッツ:44番 仙波 大志 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
仙波クルクルは、次のステージへ。仙波クルゴール。相手のベクトルを利用したプレーの1つ1つに技術が詰まっている。
攻撃スタッツ:99番 ルカオ 選手(図=figure:SPORTERIA提供)
パワーとスピードで、DFラインを崩せる岡山の重戦車。ルヴァンカップに続く得点に期待。
5、次節からの連戦に向けて
今節は、8番 ガブリエル・シャビエル 選手の凄さをメインに語ってきた。その中で、新ファジ造語の「∞GX FIELD∞」と既存ファジ造語「グレイzone」との相性の良さも語ってきた。そして、もう一枠についても語ってきた。
また、同時に上記に絡んだ2選手が出ていなかった時にどう戦っていくのかというのも重要ではあるが、やはりサッカー好きな1人として、8番 ガブリエル・シャビエル 選手を中心とした攻撃を楽しみに感じてならない。
ただ、8番 ガブリエル・シャビエル 選手抜きでも勝ってきましたし、これからもチームとしての選手層の厚さや一体感を武器に1試合1試合戦っていって欲しい。
最後にゴール期待値を見て欲しい。
ゴール期待値(図=figure:SPORTERIA提供)
岡山の武器はやはり堅守である。そこをベースに今後も戦っていくことになると思いますが、やはり強いチームに勝っていくには、攻守ともにもっともっと上を目指していかないといけない。
ここまで、5勝1分と順調なスタートこそ切ったが、僅差の試合が多い。このまま頂を目指すのであれば、まだ足りない部分も多いかもしれないですが、今後に控える上位との対戦で、どこまで戦えるか含めて、これからの試合がとても楽しみですね。
最後まで読んで下さり有難うございました。
文章・図(基本情報)=杉野 雅昭
text・figure=Masaaki Sugino
図=figure:SPORTERIA提供
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