横浜FC 0 - 1 FC東京
スターティングラインナップ
69分:山根→新保 ジョアンパウロ→新井
79分:鈴木武蔵→伊藤翔 小倉→ユーリララ
87分:駒井→ミシェルリマ
新加入のスタメンは4人(山崎・鈴木準弥・駒井・鈴木武蔵)だが、昨年の最終戦と比較すると、メンバーとポジションが全く変わらなかったのは3人(市川・ンドカ・福森)のみ。まだまだ連携不足の面も見られたが、よく言えばまだ"伸びしろ"はありそうです。
スタッツ
・開始直後以外は試合を通して終始相手を上回っていたが、結果は無得点での敗北と”決定力不足”と言える結果に。またゴール期待値(xG)も0.85と1点未満であることを考えると攻撃の構築面でもまだまだ不十分であった。
パスネットワーク
・特に目立ったのは福森のパス供給。前への長いパスが供給できており、効果的な場面も多く好調さが伺える。昨シーズンの終盤は疲労もあってガクッとなった場面もあるので、コンディション管理をしながらシーズンを戦い抜いてほしい。
・またこの試合では「ソロモンをターゲットにロングボールを当てる」という形が1つキーであったが、その役割は福森だけでなく山崎もしっかりと担えていた。
・一方で2列目と前の3人との連携は少なかったことは改善点。この部分の連携が強化され、クロスではなく足元へのパスでつながるようになれば、さらなるチャンスの構築につながるはずだ。
・さらに時間別にみていくと、前半はコンパクトであったものの、後半はすこし広く使えていたので、これを続けていきたい
・結果として、今回は左サイドから攻める形が中心であった。右サイドに新加入選手が集中する形になったことも1つの要因かもしれない。特に新井&新保投入後はこの2人からの攻めがワクワクするものがあった、守備面では心配なところはあるかもだが、点が必要な時の切り込み口は見つかったかもしれない。
ボールロスト&ボール奪取位置
・ボールロスト(左)側で見ていくと、大きいところはペナルティエリアで奪われているところがある。ここが決定力不足につながっているため、今後の改善が求められる。
・もう1つ気になるのは左サイドの低い位置で奪われているところ。福森を使うからには覚悟が必要かもしれないが、左のウイングバックやボランチと連携してどうカバーするのか、J1ではより連携して対応が必要なことは失点シーンからも見られるところ。
本節のキーパーソン-攻撃面
・先ほどのパスを見てわかるように、攻撃の中心となったのは間違いなく福森。ラストパスが4本、クロス3本と起点取る活躍。この好調を維持していきたい。
・もう一人はワントップで先発のソロモン。ロングボールのターゲット役を確実に熟せていた印象で、シャドーとの連携が深まれば大きなチャンスの形となりそうだ。個人的なオフサイドでノーゴールとなった前半のシーンで、FC東京のディフェンス陣はオフサイド確信していたかもしれないが、あそこでしっかりとネットを揺らすことが出来たことは成長を感じる。
本節のキーパーソン-守備面
・RB大宮に移籍したガブリエウの穴をしっかりと埋めた印象の山崎。クリア数はチームトップ、右サイド側での決定的なシーンを作られないように守備面での貢献は高かった。
・一方でブロック数がチームトップは小倉。ボランチとしての守備タスクはしっかりこなしていた印象。決定的なパスミスは痛かったが、今日のスタメンの中では間違いなく最も伸びしろのある選手だった。ユース出身でもあり、シーズンを通して成長して欲しい。
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